立地:郊外

TOA

ザ・ワン・アカデミー
世界最高峰のアートデザイン系カレッジ。英語のできるクリエーターを目指そう!
1991年に設立されたアート&デザインの専門カレッジですが、2019年度のRookie アワードでは、Concept Art & Illustration部門で世界No1を獲得し、最新の2021年度は、Product Design部門で世界トップ2, Concept Art & Illustration部門で世界トップ3、更にCreative Media&Entertainment、2D Animation, Motion Graphicsの各部門で世界トップ5を獲得するなど、アートデザインの分野で世界トップレベルの地位を確立したと言えます。

また、提携学校も、ファッションでは世界トップと言われる仏Esmodスクール、ビデオゲーム開発で世界トップと言われるDigiPen工科大学など世界トップレベルのパートナーを揃えています。

また、ユニバーサルスタジオ、ワーナー、ピクサー、パラマウントなど一流映画配給会社や日系のソニー・インターラクティブ・エンターテインメント、バンダイナムコ、カドカワゲムパック(角川書店がマレーシアに設立したアニメ会社)などと提携関係にありこれら企業に人材も供給しているということです。

2022年2月現在で、ディプロマが8コース、ディグリーが3コース提供されています。

「マレーシアでアートデザイン」という発想はまだメジャーではありませんが、「英語ができるクリエーター」を目指すのは将来性があるのではないでしょうか?

Nottingham

ノッティングガム大学
英国名門大学の分校。ファンデ必須、英語コースなしと入学難易度は多少高い。
ノーベル賞3人輩出そして第10代マレーシア国王が卒業した由緒正しきイギリスの名門大学ノッティングガムのマレーシア分校です。常に英国内大学ランキングでは上位20位以内に位置しており、QS世界ランキングではも常時世界120位内に入っており、また多くの学科が世界の上位ランクに入ります。
文理系隔てなく充実した学部がある総合大学になっており、マレーシアの私大では珍しく、政治、歴史、国際関係の教養系の学科も多く提供されています。

ただし、日本の高卒生に対してはファンデーション(1年間)の受講が義務付けされており、直接学部入学ができないのも特徴の一つです。また、英語コースがないため、出願時に各ファンデーションの英語基準を満たしていることが必須となります。さらにファンデーションの入学期が年1回(9月)のみとなっていることも入学障壁となり得ます。

キャンパスは郊外のカジャンエリアにあり、周りはジャングルと言える環境です。ですので、寮生活が基本スタイルになります。物価は安い地区なので学費以外の費用は抑えることが可能です。

XMU

厦門(あもい、シャーメン)大学
中国上位国立大学のマレーシア分校。学費や寮費が格安!
中国で12位、アジアで37位、世界で400位台(THEランキング)にランクされるアモイ大学が2016年マレーシアに開校した初めての海外分校です。

KL国際空港に近いセパングに、巨大で美しいキャンパスを拡張中です。同大学の特に有名な学部は、ジャーナリズム、経済学、化学、海洋学と言えます。教授の80%以上はPHD保有者で教育の質を重視しています。

中国からは選抜された優秀な生徒が国費で送られてきており生徒の質も高いですが、開校直後のため留学生に対する入学基準は比較的緩く設定されています。

通常の学部の授業はすべて英語で行われます。将来、中国でビジネスを展開したいと考える方には、「Doing Business in China」の科目を含んだ「国際経営学部(International Business)」なども有望と思われます。学費や寮費はかなり割安で最もコスパのよい選択の一つと言えます。

高校卒業の日本人生徒に対してもエントリーの成績に応じて大きな奨学金が提供されるので、高校の成績が良く、予算が厳しい方には狙い目と言えます。

SUNWAY

サンウェイ大学
英国有名大学の学位取得できるデュアルディグリー制が魅力!
サンウェイ大学は、マレーシアの大手コングロマリットの一つであるサンウェイグループによって運営される大学です。キャンパスはバンダーサンウェイと呼ばれるサンウェイ関連施設が集中した地区にあり、サンウェイピラミッド(ショッピングセンター)、サンウェイラグーン(テーマパーク)、病院、各種ホテルなどの商業施設が充実した非常に便利な場所です。

サンウェイ大学は、海外大学とのパートナーシップにも力を入れており、ビジネス、心理学、コンピュータ、テクノロジーの各ディグリー学部で英国の名門大学「ランカスター大学」(世界ランク130位台)とデュアルディグリー、またホスピタリティと料理芸術のディグリー学部は世界的な料理学校「仏コルドンブルー」とのデュアルディグリー制になっています。サンウェイを卒業すれば(サンウェイの費用だけで)、これら有名校の学位も自動的に取得できるのは、最高のコスパと言えます。

なお、ランカスターのデュアルディグリーコースは、エントリーの成績、英語スコアにより、直接入学も可能ですし、ファンデーション(またはプレU)を経由した入学も可能です。

なお、世界ランキングはQSランキングで毎年500台を維持している他、2025年タイムズランキングでも400位台上位に突然ランクインされ周囲を驚かせました。

INTI

INTI国際大学
米国の国際私大ネットワークの加盟大学。ADPやツイニングの選択肢豊富
INTIは20年超の歴史を持ったマレーシアの名門私立大学です。大学名にInternationalがついている通り、国際化を大変重視した学校の一つです。

事実、INTIの「米国大学編入プログラム(AUP)」はINTIの看板学部とも言え、300以上の米国またはカナダ大学へ、INTI専用の奨学金制度を利用した編入ができる機会を提供しています。また、豪州スィンバーン工科大学を初め、豪州、英国の有名大学とのデュアルディグリー、ツイニングなどのプログラムも多数あります。

産業界との交流も盛んで、実践的な勉強ができるだけでなく、就職などにも有利に働きます。事実、卒業後6ヵ月以内の就職率は99%と公表しています。

キャンパスはクアラルンプール首都圏に3キャンパス、その他ペナン、サバにもあり、学部や学科により選択可能です。メインキャンパスは国際空港に近い大自然に囲まれた「ニライ」にありますが、スバンキャンパスは「スバンジャヤ」の最もにぎやかな学生街にあり、好みで選択可能です。

また有名大学でありながら、サンウェイやテイラーズなどの他の有名大学に比べ、学費が大幅にリーズナブルこともメリットです。

2025年のQSランキングでは500位代にランクインされ、マレーシア私立のトップ入りをしたと言えます。

APU

アジアパシフィック大学
技術&ビジネス系学部に定評あり。最近世界ランキングも上昇中!
アジア太平洋大学(APU)はマレーシア大手教育機関であるAPIIT Education Groupが運営する大学です。元々ITや工学など技術系に強い大学ですが、最近ではビジネス、経営、国際関係、心理学、デザインなどの多数の学部を提供する総合大学に成長しています。

特に、現状は「IR4.0(第4次産業革命)」の変革期であるという世界観の中、世界の先端産業に関わる人材教育を目指しています。

マレーシア高等教育省のSETARAレーティングで、準最高格付けのティア5「エクセレント」を3期連続取得するなど数々の国内アワードを受賞しています。また、2024年よりQS世界ランキングにもランクインされ、徐々に順位をあげています。

メインキャンパスはクアラルンプール郊外のブキジャリルにあるTechnology Park Malaysia (TPM)内に位置します。TPMはマレーシアの代表的な科学技術団地で、多数のベンチャー企業、スタートアップ企業が設立されており、常に起業やビジネスに関わる形で勉強できる環境にあります。

また、メインキャンパスは非常にハイテクでエコロジーな設計となっておりAPUらしさが感じられます。なお語学コースは同じTPMの敷地内にある旧キャンパスで行われます。

SEGi

セギ大学
マレーシア最大級規模の総合大学、学費はなんと年60-70万円!
セギ大学は、1977年国内大手高等教育機関であるSEGi University Groupによって設立された大学です。現在は、6キャンパス(内クアラルンプール圏内に3キャンパス)に計25,000人の生徒数を有する国内最大の私立大学に成長しています。また同グループはマレーシア証券取引所に上場する時価総額で国内最大の教育機関となっています。

また、マレーシア国内のSETARAランキングでは、過去2回EXCELLENTに選ばれ、他のテイラーズ、サンウェイなどの有名大学と同じ評価を得ています。

看板学部は、オプトメトリー(検眼医学)と言われていますが、現在はすべての学部に力をいれた超総合大学になっています。また現在多くの学部で英University of Central Lancashire(セントラルランカッシャー大学)とのデュアルディグリーを提供しています。学費は他の有名私立大学(SUNWAY、TAYLOR'S等)の約2/3程度とかなりの割安感があるため、費用を抑えてマレーシアの大学と英国大学の両方の学位を取得したい、というニーズにはあっていると思われます。

コタダマンサラのメインキャンパスはコロニアルローマスタイルのドームが印象的です。今のところ日本人学生は少なく英語力の上達には適した環境と言えます。

TAYLOR'S

テイラーズ大学
マレーシア私立で首位、特に観光ホスピタリティ学部や米大学編入で有名
テイラーズ大学は1969年にTaylor's Education Groupによって設立された私立大学です。
同グループは大学、カレッジの他、国内外で数々の有名インターナショナルスクールも経営するマレーシアで最も定評の高い総合教育機関です。マレーシア国内でも「裕福な家庭の師弟が行く学校」というブランドイメージを持ち続けています。

また、世界大学ランキングでも、常にマレーシアの私立としては最上位を維持しており、2025年のQS世界大学ランキングででは251位まで上昇しています。また、QS世界サブジェクトランキング(学部別ランキング)のホスピタリティ部門では常に世界20位にランキングされ、マレーシアでトップ、アジア圏においては2位という評価を取得し、ホスピタリティで世界最上級であることが証明しています。

文系、IT系の多くの学部でウエストイングランド大学とのデュアルディグリーとなっています。また、2+1の豪州クイーンズランド工科大学とのデュアルディグリーも選択可能です。(ただし、ホスピタリティは仏トゥールーズ大学とのデュアルディグリーです。)
また、もう一つの看板学部であるADP(米大学編入学部)では、米国トップ大学への編入率が高いことで有名です。(87%の生徒が「ティア1」(上位200校)の米国大学へ進学という数値を公開しています。)

現キャンパスの「レイクサイドキャンパス」は2009年にクアラルンプール郊外スバンジャヤの一画に完成された近代的なビルであり、このキャンパス自体も数々の建造物に関する賞を受賞しています。学生は綺麗で新く気持ちのよいキャンパスで学習することが可能です。

MONASH

モナシュ大学
豪州トップ8内の名門大学分校、世界ランクは京大を抜き東大に急接近!
モナシュ大学は、豪州のトップ8大学(Group of Eight)の一つであり豪州で最大規模を誇る州立総合大学です。世界ランキングは、QS、タイムズの両世界ランキングで、常に上位50位台にランクされており、日本の大学で言うと京都大学とほぼ同レベルと言えます。(ただしQS 2025ランキングでは37位に急上昇し、33位の東京大学に肉薄しています。)

マレーシア分校は1998年にマレーシアでの最初の海外大学分校として、クアラルンプール郊外のバンダーサンウェイに開校されました。今では9,000名以上の生徒数を誇る規模に成長しています。マレーシア分校の学費は豪州本校の1/3程度に設定されており、リーズナブルな予算で豪州名門大学の学位取得が可能となります。また、途中から豪州の本校に編入することも可能です。(ただし、この場合授業料は本校のレートになる。)ただし、インターキャンパス制度を利用すれば、マレーシアの授業料で、最大1セメスター(6ヵ月)本校や他の海外分校で学習することも可能です。それに加え最大2セメスターの交換留学制度があり、第三国で勉強する機会が充実しています。

高世界ランクの割には成績基準は極めて低く、段階の平均2.7以上(3年時)で文系学部の基準はクリアできます。ただし、英語基準は比較的高く、学部に直接入学するためにはIELTS 6.5(各バンド6.0)が要求されます。ただMEB(20週間)と呼ばれる英語集中コースに入学するためのIELTSは5.5(各バンド5.0)でよいため、日本の高卒からの入学を目指す場合、とりあえずこの水準をクリアすることが目標になります。

なお、モナシュのファンデーションコース(MUFY)はサンウェイカレッジで提供されています(受講は必須ではありません)。また、サンウェイカレッジのCIMP(カナダプレU)経由でモナシュに進学するルートも人気があります。

HELP

ヘルプ大学
英国&豪州有名校とのツイニングの宝庫!でも学費は超格安!
ヘルプ大学は、1986年に設立された廉価でありながら上質の教育を提供する私立大学です。特に心理学で定評のある大学です。

メインキャンパスとカレッジはクアラルンプールの市街にも近い高級住宅地のダマンサラハイツ付近にあり、2016年には13,000人の学生を収容できる統合キャンパスがクアラルンプール郊外のスバン地区に開校しました。

ツイニングプログラムは、英国ダービー大学と3+0のツイニングがあり、マレーシアだけで格安に提携校の学位が取れる仕組みになっています。

また2+1、1.5+1.5、1+2のツイニングが多くの有名英国大学、有名豪州大学とアレンジされており、トランスファー(単位交換)により最終的に海外提携大学の学位が取れる仕組みを豊富に揃えています。
メルボルン大学、オーストラリア国立大学、クイーンズランド大学などの世界上位ランク校の学位取得を希望する方にもおすすめです。

理系の学部が少ないので世界大学ランキングには登場しにくい大学ですが、教育の質は非常に高いと言われ、多くの地元政治家やビジネスオーナーの師弟が在籍していると言われます。