中国で12位、アジアで37位、世界で400位台(THEランキング)にランクされるアモイ大学が2016年マレーシアに開校した初めての海外分校です。KL国際空港に近いセパングに、巨大で美しいキャンパスを拡張中です。同大学の特に有名な学部は、ジャーナリズム、経済学、化学、海洋学と言えます。教授の80%以上はPHD保有者で教育の質を重視しています。
中国からは選抜された優秀な生徒が国費で送られてきており生徒の質も高いですが、開校直後のため留学生に対する入学基準は比較的緩く設定されています。
通常の学部の授業はすべて英語で行われます。将来、中国でビジネスを展開したいと考える方には、「Doing Business in China」の科目を含んだ「国際経営学部(International Business)」なども有望と思われます。学費や寮費はかなり割安で最もコスパのよい選択の一つと言えます。
YTLホテル国際経営大学は、マレーシアの高級ホテル運営会社YTLによって運営されるホテル経営、料理芸術などの専門大学です。キャンパスはブキビンタン(マレーシアの銀座と呼ばれる)の繁華街にありあり、キャンパスの近くには、YTLの所有するマリオットホテルやリッツカールトンホテルがあり、これらが学生の実習の場となります。今のところ提供する学位はディプロマのみですが、ホテル経営、料理芸術、ベーキング、イベント経営、スパ経営など専門的なコースが用意されています。
各ディプロマコース(2.5年)は、豪州International College of Hotel Management(ICHM), Australiaとの二重学位取得制になっていますので、マレーシア国内で豪州のホスピタリティ有名大学の学位が取得できます。(バチェラー取得のためには実際の豪州の同大学で更に1年学習する必要があります。)
就職はYTLグループ内にすることが多いため、同大学はYTLグループの幹部候補養成学校的な要素が強いです(卒業生の56%が同グループ内に就職)。なおYTLはニセコでもリゾートホテルを複数所有しており日本での就職の機会も広がります。
また、同大学はホテル経営のディグリーコース新設を当局に申請中で、認可されれば数年以内に同コースの提供が開始できるということです。
アジア太平洋大学(APU)はマレーシア大手の教育機関であるAPIIT Education Groupが運営する大学です。ITや工学など技術系に強い大学ですが、ビジネス、経営、会計、ファイナンス等の文系学部も充実しています。マレーシア高等教育省SETARA2011年、2013年、2017年のレーティングで、準最高格付けのティア5「エクセレント」を3期連続取得するなど数々のアワードを受賞しています。新メインキャンパスは2016年クアラルンプール郊外のブキジャリルにあるTechnology Park Malaysia (TPM)内に完成し、非常にモダンでハイテクな環境で勉強できることが利点となっています。なお語学コースは同じ敷地内になる旧キャンパスで行われます。
長年、英スタフォードシャー大学と提携しデュアルディグリー(両学位取得制)を提供してきましたが、より独自で革新的な大学を目指し2019年に提携を解消しました。すでに英国の大学から学ぶものはない、という自信の表れと言えます。その後、それでも英国大学の学位が欲しい、という声に答え、多くの学部で英ドゥモントフォート大学(De Montfort University)とのデュアルディグリーを選択制としています。
就職率は95%-100%と言われ、卒業後は、世界中に活躍の場が広がります。