規模:大

UCSI

UCSI大学
学費の割にクオリティが高く、国内私立で2位のランク。
UCSIはマレーシア初の私立大学で、2025年のQS世界大学ランキングで300位以内、国内の私大ではテイラーズ大に次ぐ2位のランクとなっています。

4,200以上の企業とパートナーシップを結んでいることもあり、インターンシップ先・就職先として、また実際にゲストスピーカーとして授業に招待するなど学校と企業の繋がりがとても強いです。教師陣のクオリティの上でも、バックグラウンドに会社のアドバイザーや海外で就業経験豊富だったりと各専門分野のプロフェッショナルが教えており、より実用的で専門性のある内容を学ぶことが出来ます。

また就職に強い大学として、マレーシアで1位になるほど評価されています。また優れた起業家を生み出す大学としても知られています。

プログラム的には特にツイニングが充実しており、ほとんどの学部で英国や豪州の大学に編入できる仕組みができています。(ホスピタリティはツイニングに加えてスイスの名門ホスピタリティ学校とのデュアルディグリー)

MALAYA

マラヤ大学
マレーシア有名国立大学。国内トップの大学で、世界大学ランキングでトップ100入りもしている。
アジア・世界の大学ランキングで毎年順位の上昇傾向がみられ、ランキングの上位維持をしている国立大学です。英国の大学評価機関のクアクアレリ・シモンズ社(QS)の世界ランキングで2021年には59位まで上昇しました。4-5年前には150-200位程度だったので、ここ数年急上昇していのは一目瞭然です。マレーシア国内ランクのSetaraランク2017年では最高位のティア6を取得しています。

また、国内最大規模のキャンパス(750エーカーで東京ドーム約65個に相当)がクアラルンプール内に位置しており、キャンパス内にはバスも走っているほどです。国立大学ということもあり、複数の学部はマレー語のみ扱うことがありますが、ビジネスなどのメジャーな学部は英語で行われています。ただし、マレー系マレーシア人が優先され他人種マレーシア人や留学生には狭き門となっています。

学部のカテゴリーは理系・文系共に多岐に渡っており、私立のような高い学費を払わずとも最高ランクの教育を受けることが出来ます。卒業生には、現マレーシア首相マハティール・ビン・モハマドを含め、過去マレーシアの首相、副首相・シンガポール首相、副首相など複数名在籍していました。

Nottingham

ノッティングガム大学
英国名門大学の分校。ファンデ必須、英語コースなしと入学難易度は多少高い。
ノーベル賞3人輩出そして第10代マレーシア国王が卒業した由緒正しきイギリスの名門大学ノッティングガムのマレーシア分校です。常に英国内大学ランキングでは上位20位以内に位置しており、QS世界ランキングではも常時世界120位内に入っており、また多くの学科が世界の上位ランクに入ります。
文理系隔てなく充実した学部がある総合大学になっており、マレーシアの私大では珍しく、政治、歴史、国際関係の教養系の学科も多く提供されています。

ただし、日本の高卒生に対してはファンデーション(1年間)の受講が義務付けされており、直接学部入学ができないのも特徴の一つです。また、英語コースがないため、出願時に各ファンデーションの英語基準を満たしていることが必須となります。さらにファンデーションの入学期が年1回(9月)のみとなっていることも入学障壁となり得ます。

キャンパスは郊外のカジャンエリアにあり、周りはジャングルと言える環境です。ですので、寮生活が基本スタイルになります。物価は安い地区なので学費以外の費用は抑えることが可能です。

SUNWAY

サンウェイ大学
英国有名大学の学位取得できるデュアルディグリー制が魅力!
サンウェイ大学は、マレーシアの大手コングロマリットの一つであるサンウェイグループによって運営される大学です。キャンパスはバンダーサンウェイと呼ばれるサンウェイ関連施設が集中した地区にあり、サンウェイピラミッド(ショッピングセンター)、サンウェイラグーン(テーマパーク)、病院、各種ホテルなどの商業施設が充実した非常に便利な場所です。

サンウェイ大学は、海外大学とのパートナーシップにも力を入れており、ビジネス、心理学、コンピュータ、テクノロジーの各ディグリー学部で英国の名門大学「ランカスター大学」(世界ランク130位台)とデュアルディグリー、またホスピタリティと料理芸術のディグリー学部は世界的な料理学校「仏コルドンブルー」とのデュアルディグリー制になっています。サンウェイを卒業すれば(サンウェイの費用だけで)、これら有名校の学位も自動的に取得できるのは、最高のコスパと言えます。

なお、ランカスターのデュアルディグリーコースは、エントリーの成績、英語スコアにより、直接入学も可能ですし、ファンデーション(またはプレU)を経由した入学も可能です。

なお、世界ランキングはQSランキングで毎年500台を維持している他、2025年タイムズランキングでも400位台上位に突然ランクインされ周囲を驚かせました。

INTI

INTI国際大学
米国の国際私大ネットワークの加盟大学。ADPやツイニングの選択肢豊富
INTIは20年超の歴史を持ったマレーシアの名門私立大学です。大学名にInternationalがついている通り、国際化を大変重視した学校の一つです。

事実、INTIの「米国大学編入プログラム(AUP)」はINTIの看板学部とも言え、300以上の米国またはカナダ大学へ、INTI専用の奨学金制度を利用した編入ができる機会を提供しています。また、豪州スィンバーン工科大学を初め、豪州、英国の有名大学とのデュアルディグリー、ツイニングなどのプログラムも多数あります。

産業界との交流も盛んで、実践的な勉強ができるだけでなく、就職などにも有利に働きます。事実、卒業後6ヵ月以内の就職率は99%と公表しています。

キャンパスはクアラルンプール首都圏に3キャンパス、その他ペナン、サバにもあり、学部や学科により選択可能です。メインキャンパスは国際空港に近い大自然に囲まれた「ニライ」にありますが、スバンキャンパスは「スバンジャヤ」の最もにぎやかな学生街にあり、好みで選択可能です。

また有名大学でありながら、サンウェイやテイラーズなどの他の有名大学に比べ、学費が大幅にリーズナブルこともメリットです。

2025年のQSランキングでは500位代にランクインされ、マレーシア私立のトップ入りをしたと言えます。

APU

アジアパシフィック大学
技術&ビジネス系学部に定評あり。最近世界ランキングも上昇中!
アジア太平洋大学(APU)はマレーシア大手教育機関であるAPIIT Education Groupが運営する大学です。元々ITや工学など技術系に強い大学ですが、最近ではビジネス、経営、国際関係、心理学、デザインなどの多数の学部を提供する総合大学に成長しています。

特に、現状は「IR4.0(第4次産業革命)」の変革期であるという世界観の中、世界の先端産業に関わる人材教育を目指しています。

マレーシア高等教育省のSETARAレーティングで、準最高格付けのティア5「エクセレント」を3期連続取得するなど数々の国内アワードを受賞しています。また、2024年よりQS世界ランキングにもランクインされ、徐々に順位をあげています。

メインキャンパスはクアラルンプール郊外のブキジャリルにあるTechnology Park Malaysia (TPM)内に位置します。TPMはマレーシアの代表的な科学技術団地で、多数のベンチャー企業、スタートアップ企業が設立されており、常に起業やビジネスに関わる形で勉強できる環境にあります。

また、メインキャンパスは非常にハイテクでエコロジーな設計となっておりAPUらしさが感じられます。なお語学コースは同じTPMの敷地内にある旧キャンパスで行われます。

SEGi

セギ大学
マレーシア最大級規模の総合大学、学費はなんと年60-70万円!
セギ大学は、1977年国内大手高等教育機関であるSEGi University Groupによって設立された大学です。現在は、6キャンパス(内クアラルンプール圏内に3キャンパス)に計25,000人の生徒数を有する国内最大の私立大学に成長しています。また同グループはマレーシア証券取引所に上場する時価総額で国内最大の教育機関となっています。

また、マレーシア国内のSETARAランキングでは、過去2回EXCELLENTに選ばれ、他のテイラーズ、サンウェイなどの有名大学と同じ評価を得ています。

看板学部は、オプトメトリー(検眼医学)と言われていますが、現在はすべての学部に力をいれた超総合大学になっています。また現在多くの学部で英University of Central Lancashire(セントラルランカッシャー大学)とのデュアルディグリーを提供しています。学費は他の有名私立大学(SUNWAY、TAYLOR'S等)の約2/3程度とかなりの割安感があるため、費用を抑えてマレーシアの大学と英国大学の両方の学位を取得したい、というニーズにはあっていると思われます。

コタダマンサラのメインキャンパスはコロニアルローマスタイルのドームが印象的です。今のところ日本人学生は少なく英語力の上達には適した環境と言えます。

TAYLOR'S

テイラーズ大学
マレーシア私立で首位、特に観光ホスピタリティ学部や米大学編入で有名
テイラーズ大学は1969年にTaylor's Education Groupによって設立された私立大学です。
同グループは大学、カレッジの他、国内外で数々の有名インターナショナルスクールも経営するマレーシアで最も定評の高い総合教育機関です。マレーシア国内でも「裕福な家庭の師弟が行く学校」というブランドイメージを持ち続けています。

また、世界大学ランキングでも、常にマレーシアの私立としては最上位を維持しており、2025年のQS世界大学ランキングででは251位まで上昇しています。また、QS世界サブジェクトランキング(学部別ランキング)のホスピタリティ部門では常に世界20位にランキングされ、マレーシアでトップ、アジア圏においては2位という評価を取得し、ホスピタリティで世界最上級であることが証明しています。

文系、IT系の多くの学部でウエストイングランド大学とのデュアルディグリーとなっています。また、2+1の豪州クイーンズランド工科大学とのデュアルディグリーも選択可能です。(ただし、ホスピタリティは仏トゥールーズ大学とのデュアルディグリーです。)
また、もう一つの看板学部であるADP(米大学編入学部)では、米国トップ大学への編入率が高いことで有名です。(87%の生徒が「ティア1」(上位200校)の米国大学へ進学という数値を公開しています。)

現キャンパスの「レイクサイドキャンパス」は2009年にクアラルンプール郊外スバンジャヤの一画に完成された近代的なビルであり、このキャンパス自体も数々の建造物に関する賞を受賞しています。学生は綺麗で新く気持ちのよいキャンパスで学習することが可能です。

HELP

ヘルプ大学
英国&豪州有名校とのツイニングの宝庫!でも学費は超格安!
ヘルプ大学は、1986年に設立された廉価でありながら上質の教育を提供する私立大学です。特に心理学で定評のある大学です。

メインキャンパスとカレッジはクアラルンプールの市街にも近い高級住宅地のダマンサラハイツ付近にあり、2016年には13,000人の学生を収容できる統合キャンパスがクアラルンプール郊外のスバン地区に開校しました。

ツイニングプログラムは、英国ダービー大学と3+0のツイニングがあり、マレーシアだけで格安に提携校の学位が取れる仕組みになっています。

また2+1、1.5+1.5、1+2のツイニングが多くの有名英国大学、有名豪州大学とアレンジされており、トランスファー(単位交換)により最終的に海外提携大学の学位が取れる仕組みを豊富に揃えています。
メルボルン大学、オーストラリア国立大学、クイーンズランド大学などの世界上位ランク校の学位取得を希望する方にもおすすめです。

理系の学部が少ないので世界大学ランキングには登場しにくい大学ですが、教育の質は非常に高いと言われ、多くの地元政治家やビジネスオーナーの師弟が在籍していると言われます。