学費水準:高

Nottingham

ノッティングガム大学
英国名門大学の分校。ファンデ必須、英語コースなしと入学難易度は多少高い。
ノーベル賞3人輩出そして第10代マレーシア国王が卒業した由緒正しきイギリスの名門大学ノッティングガムのマレーシア分校です。常に英国内大学ランキングでは上位20位以内に位置しており、QS世界ランキングではも常時世界120位内に入っており、また多くの学科が世界の上位ランクに入ります。
文理系隔てなく充実した学部がある総合大学になっており、マレーシアの私大では珍しく、政治、歴史、国際関係の教養系の学科も多く提供されています。

ただし、日本の高卒生に対してはファンデーション(1年間)の受講が義務付けされており、直接学部入学ができないのも特徴の一つです。また、英語コースがないため、出願時に各ファンデーションの英語基準を満たしていることが必須となります。さらにファンデーションの入学期が年1回(9月)のみとなっていることも入学障壁となり得ます。

キャンパスは郊外のカジャンエリアにあり、周りはジャングルと言える環境です。ですので、寮生活が基本スタイルになります。物価は安い地区なので学費以外の費用は抑えることが可能です。

SUNWAY

サンウェイ大学
英国有名大学の学位取得できるデュアルディグリー制が魅力!
サンウェイ大学は、マレーシアの大手コングロマリットの一つであるサンウェイグループによって運営される大学です。キャンパスはバンダーサンウェイと呼ばれるサンウェイ関連施設が集中した地区にあり、サンウェイピラミッド(ショッピングセンター)、サンウェイラグーン(テーマパーク)、病院、各種ホテルなどの商業施設が充実した非常に便利な場所です。

サンウェイ大学は、海外大学とのパートナーシップにも力を入れており、ビジネス、心理学、コンピュータ、テクノロジーの各ディグリー学部で英国の名門大学「ランカスター大学」(世界ランク130位台)とデュアルディグリー、またホスピタリティと料理芸術のディグリー学部は世界的な料理学校「仏コルドンブルー」とのデュアルディグリー制になっています。サンウェイを卒業すれば(サンウェイの費用だけで)、これら有名校の学位も自動的に取得できるのは、最高のコスパと言えます。

なお、ランカスターのデュアルディグリーコースは、エントリーの成績、英語スコアにより、直接入学も可能ですし、ファンデーション(またはプレU)を経由した入学も可能です。

なお、世界ランキングはQSランキングで毎年500台を維持している他、2025年タイムズランキングでも400位台上位に突然ランクインされ周囲を驚かせました。

TAYLOR'S

テイラーズ大学
マレーシア私立で首位、特に観光ホスピタリティ学部や米大学編入で有名
テイラーズ大学は1969年にTaylor's Education Groupによって設立された私立大学です。
同グループは大学、カレッジの他、国内外で数々の有名インターナショナルスクールも経営するマレーシアで最も定評の高い総合教育機関です。マレーシア国内でも「裕福な家庭の師弟が行く学校」というブランドイメージを持ち続けています。

また、世界大学ランキングでも、常にマレーシアの私立としては最上位を維持しており、2025年のQS世界大学ランキングででは251位まで上昇しています。また、QS世界サブジェクトランキング(学部別ランキング)のホスピタリティ部門では常に世界20位にランキングされ、マレーシアでトップ、アジア圏においては2位という評価を取得し、ホスピタリティで世界最上級であることが証明しています。

文系、IT系の多くの学部でウエストイングランド大学とのデュアルディグリーとなっています。また、2+1の豪州クイーンズランド工科大学とのデュアルディグリーも選択可能です。(ただし、ホスピタリティは仏トゥールーズ大学とのデュアルディグリーです。)
また、もう一つの看板学部であるADP(米大学編入学部)では、米国トップ大学への編入率が高いことで有名です。(87%の生徒が「ティア1」(上位200校)の米国大学へ進学という数値を公開しています。)

現キャンパスの「レイクサイドキャンパス」は2009年にクアラルンプール郊外スバンジャヤの一画に完成された近代的なビルであり、このキャンパス自体も数々の建造物に関する賞を受賞しています。学生は綺麗で新く気持ちのよいキャンパスで学習することが可能です。

MONASH

モナシュ大学
豪州トップ8内の名門大学分校、世界ランクは京大を抜き東大に急接近!
モナシュ大学は、豪州のトップ8大学(Group of Eight)の一つであり豪州で最大規模を誇る州立総合大学です。世界ランキングは、QS、タイムズの両世界ランキングで、常に上位50位台にランクされており、日本の大学で言うと京都大学とほぼ同レベルと言えます。(ただしQS 2025ランキングでは37位に急上昇し、33位の東京大学に肉薄しています。)

マレーシア分校は1998年にマレーシアでの最初の海外大学分校として、クアラルンプール郊外のバンダーサンウェイに開校されました。今では9,000名以上の生徒数を誇る規模に成長しています。マレーシア分校の学費は豪州本校の1/3程度に設定されており、リーズナブルな予算で豪州名門大学の学位取得が可能となります。また、途中から豪州の本校に編入することも可能です。(ただし、この場合授業料は本校のレートになる。)ただし、インターキャンパス制度を利用すれば、マレーシアの授業料で、最大1セメスター(6ヵ月)本校や他の海外分校で学習することも可能です。それに加え最大2セメスターの交換留学制度があり、第三国で勉強する機会が充実しています。

高世界ランクの割には成績基準は極めて低く、段階の平均2.7以上(3年時)で文系学部の基準はクリアできます。ただし、英語基準は比較的高く、学部に直接入学するためにはIELTS 6.5(各バンド6.0)が要求されます。ただMEB(20週間)と呼ばれる英語集中コースに入学するためのIELTSは5.5(各バンド5.0)でよいため、日本の高卒からの入学を目指す場合、とりあえずこの水準をクリアすることが目標になります。

なお、モナシュのファンデーションコース(MUFY)はサンウェイカレッジで提供されています(受講は必須ではありません)。また、サンウェイカレッジのCIMP(カナダプレU)経由でモナシュに進学するルートも人気があります。