マレーシア 新型コロナウィルス状況アップデート(インター校の学生ビザ承認当面停止へ)

新型コロナウィルスのマレーシアの対応について2点アップデートしたいと思います。

第1点は、ついにマレーシア当局より日本人をはじめとする数か国の学生に対し、新規ビザの承認を当面停止するという通達がありました。

正確に言うと、マレーシア教育省が中国、韓国、イタリア、イラン、日本の5か国からの生徒および教師の申請(ビザ承認)を当面停止し、今後状況を適時更新する、というものです。(ビザを発給するのはイミグレーションですので、ビザ発給停止ということではありません。既に承認された方のビザがイミグレーションより発給されるかは、今のところ不明です。)対象となる学校タイプは、インターナショナルスクール、語学学校、専門学校(Skill Schools)などですが、今のところ大学やカレッジは含まれていません。

いつビザ承認を再開するか、もちろん現時点では何とも言えません。個人的には、4月には無理だろうと思いますが、9月にはウィルスも収束しビザ承認も再開していると信じたいです。(単なる願望ですが、、、)

これを受けてこれら国からの生徒の入学自体を停止する学校もありますが、一方入学自体は通常どおり行い、ビザは承認が再開した時点で行えばよいという学校もあります。つまりそれまでの間は、観光ビザで入出国を繰り返せば良いということになります。1回のマレーシア滞在可能期間は90日ですので、仮に4月入学を予定している方は、夏休みまで約3ヵ月観光ビザで通学し、9月新学期からの90日間でビザが承認、受給できればさほど大きな問題にはなりません。(9月にビザ承認が再開していると仮定すればですが。)
ここでは、どの学校が前者に該当しどの学校が後者に該当するか書けませんが、弊社サポート中のお客様については、具体的ご相談いただければ弊社が把握している範囲でお話しますし、調査いたします。

第2点は、上記の通達に完全にリンクしているわけではありませんが、学校の訪問、入校に関して14日間の経過観察(自己検疫)を義務付ける学校がここ数日の間に急速に増えてきたことです。つまり、中国、韓国、日本などからの訪問者は、マレーシア入国後14日経過後でなければ学校に入れないということです。これは、学校によって対応がかなり異なり、訪問時にマスクや学校による検温さえすれば訪問可能な学校もあれば、前述のとおり14日間の経過観察後でないと入校できない学校に分かれます。また対応も刻々と変化する可能性があります。(もちろん当面は厳しい方向へ。)
もし後者の学校の4月始業日から入学する予定のご家族は、始業日に登校するためには、その14日前にはマレーシアに入国している必要があるということになります。(非常事態ですので、必ずしも始業日に間に合わせる必要もないかもしれませんが。)ただし、あまり早く入国すると夏休み前に90日が経過してしまい、(学生ビザが受給できていなければ)一度出国する必要が出てくる場合もあります。ただし、その時の「指定感染国」(学校により微妙に異なる)に行ってしまうと、再入国後、再度14日の経過観察が必要になるので、行き先を選ぶ必要があります。パズルのような話になりましたが、、、

以上を踏まえると、
①入学自体を認めないインター校に関しては、当面入学は厳しいので、9月(または8月)以降の入学を目指す。
②入学可能なインター校の4月入学は、マレーシア到着日に注意する必要がある。また状況は変わりやすいので、できるだけ直前まで航空券などの予約は行わないほうが無難。
③インター校の視察は当面控えるほうが無難。(現在視察が可能な学校であっても、直前に不可になる可能性がある。)もちろん、そうなったら観光に切り替えるので問題ない、ということであればお申込み歓迎いたします。

ということになるかと思います。ちなみに、日本人のマレーシアへの入国自体は今のところ特に問題はありません。(日本人の特別入国カウンターができたと報道されていましたが、今週入国したお客様は以前と変わらず、と言われていました。) その後3月6日夕刻に、過去14日間に「北海道」へ渡航歴のある訪問者は入国禁止となりました。また、日本からの渡航者全員、特別入国カウンターで検体等開始されたようです。(異常が検知されなければ、入国自体に問題はありません。)

また、現在のマレーシアでの感染者数は今日現在で55名となりました。以前に比べるとだいぶ増えましたね。

早くこの問題が収束して、心より皆様のお越しを歓迎できる日が戻ってくることを、ひたすら祈っております。

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