筑波大学マレーシア分校が開校!日本人生徒も募集!?

少し前のニュースですが、改めて日本の筑波大学がマレーシアに分校を開校したことについてお伝えいたします。詳細は、下記の筑波大学の公式サイトでも確認できますが、筑波大学マレーシア分校は、今年の9月1日に正式に開校しました。
https://www.tsukuba.ac.jp/news/20240220110316.html

新設された学部は「School of Transdisciplinary Science and Design(学際サイエンス・デザイン専門学群)」と言うことです。キャンパスの場所はクアラルンプールの「パンタイ地区」で、現地の方にはパンタイ病院の近くといえばわかりやすいかもしれません。まだ全体像は明らかではありませんが、すでにマレーシア人と日本人の学生が入学しているとのことです。

当社はスクールエージェントとして、もし日本人から入学希望があればサポートを検討したいと考えていますが、現時点では大学側も日本人生徒をどの程度募集中か不確かですので「未定」というところです。もちろん、筑波大学は日本国内では入学が難関な名門大学の一つとして知られており、入学が容易であれば、マレーシア分校への関心が高まることが予想されます。そういった点からも、今後の展開が非常に楽しみです。

さらに、このマレーシア分校の設立は、日本の大学が海外に設置した初めてのキャンパスであるという点に大きな意義があります。これは日本とマレーシアの長年にわたる友好関係を象徴するものといえるでしょう。実際、この分校の設立には、かつて「ルックイースト政策」を推進したマハティール元首相の影響があったと言われています。ルックイースト政策とは、かつて驚異的な経済成長を遂げた日本から学ぶという理念を柱にした政策で、1980年代にマハティール元首相によって提唱されました。そして、多少遅れたとはいえ、その学びの場として日本の大学がマレーシアに進出したというのは非常に象徴的な出来事です。(ただし、残念ながら現状ではルックイースト政策が積極的に推進されているわけではありません。)

最近、海外に設置された日本の学校周辺で不安な事件が報告されていますが、マレーシアは日本の友好国の中でも特に関係が深く、そこに日本の大学が新たに根付くということは、非常に意義深いものだと思います。弊社が入学サポートに関与できるかどうかはまだわかりませんが、その機会があればぜひお手伝いしたいと考えています。

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