世界大学ランキング モナシュ大学が東大に肉薄!
もう1-2ヶ月前になりますが、主要世界大学ランクングであるQSランキング2025が発表されましたので、マレーシア留学という観点から簡単におさらいしたいと思います。
ちなみに、TOP3は、No.1 マサチューセッツ工科大学(米国)、No.2 インペリアルカレッジ(英国)、No.3 オックスフォード(英国)という順でしたが、特にここには触れません。
1、モナシュ大学が東大に肉薄
まず気がついたのはモナシュ大学(豪州)の躍進です。マレーシア初心者の方はマレーシア留学と豪州の大学とどういう関係があるか、疑問に思われるかもしれせんが、モナシュ大学はマレーシアに分校を設立した最初の海外大学で、モナシュ大学マレーシア分校は、マレーシア国内で最高の学位が取れる大学として有名です。(ちなみに、卒業の学位に本校、分校の区別はありません。)
このモナシュですが、2024年度は42位でしたが、2025年版では37位まで上昇しています。過去数年は日本の京都大学と同程度の順位でしたが、京大が2025年版で50位と順位を落としているだけに、その差は拡大しています。むしろ、モナシュは今年度32位まで順位を落とした東大に肉薄していると言えます。近い将来、東大を追い抜く可能性も出てきました。
下記の図は日本と豪州の大学だけを抽出したランキングですが、モナシュ大学が、京大を大きく上回り、東大に接近していることがわかります。
日本で、東大や京大に入学するのは至難の技ですが、マレーシアのモナシュ大学には毎年多くの日本人生徒(インター校の生徒だけでなく日本の高卒の生徒)も入学していますので、マレーシアで京大以上の大学を卒業するのは非常に現実的と言えます。もしかすると、近い将来東大以上の大学となっている可能性すらあります。
2、「マレーシアの早慶」も躍進
マレーシアの私立ツートップ、または「マレーシアの早慶」と言われるテイラーズ大学とUCSI大学がそれぞれ順位を上げています。テイラーズは、284位から251位へ、UCSIは300位から265位へそれぞれ大幅アップとなりました。この2校は過去に同順位になることもありましたが、ここ2年間はテイラーズの首位が定着しています。一方、本物の日本の早慶ですが、早稲田が181位、慶応が188位と両校とも今年度健闘しており、まだマレーシアの早慶をかなりリードしています。ただし、長期的に見るとその差は縮小する傾向にあり、将来逆転する可能性もあるかもしれません。
3、INTIとAPUもランク内定着
まだまだ絶対的な順位は高くはないのですが、INTI大学とAPU大学が健闘しています。この2校は2024年に初めてQSランキングにラインクインしましたが、2025年版でも大幅に順位を上げてきています。INTIが516位、APUが611-620位という位置です。ランク内に定着しそうです。特にINTIはマレーシアでは有名なサンウェイ大学(539位)を逆転しており今後が楽しみです。
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