新型コロナウィルス状況アップデート(MCOからCMCOへ更に前進!)
皆様、スラマッパギ(おはようございます)!
久しぶりのマレーシアのコロナウィスル状況アップデートとなります。
先日、YouYoubeビデオの新シリーズ「マレーシア コロナ克服への道」第一回目として「MCOは3月4日まで延長」というニュースをお伝えしましたが、そのMCOが予定どおり3月4日で終了し、首都圏は3月5日からCMCOという一段階ゆるい規制のステージに入ることになりました。大きな前進と言えます。
MCOとかCMCOとか、日本にいらっしゃる方は何のことかよくわからないかと思いますが、一応下記のとおり覚えていただければ、と思います。
1、EMCO(Enhanced Movement Control Order) 「拡大活動制限令」(1番厳しい規制段階)
2、MCO(Movement Control Order) 「活動制限令」(2番目に厳しい規制段階)
3、CMCO(Conditional Movement Order) 「条件付き活動制限令」(3番目に厳しい規制段階)
4、RMCO(Recovery Movement Order)「回復活動制限令」(4番目に厳しい=一番緩い規制段階)
もしかしたらこれ以外にもあったかもしれないですが、上記が主なものです。
今回2から3へ一段階規制が緩くなるわけですが、実はMCO期間中にかなり緩和が進んでいたので、今回の主な緩和点としては、
「同一州内の地区(District)間移動が自由になったことと、クアラルンプールとセランゴール州間の移動が自由になったこと」(その他の州間の移動は依然として禁止)
です。
これだけ?と思うかもしれませんが、実は我々にはかなりの意義があります。特にクアラルンプールとセランゴール州間の行き来の自由は大きなメリットです。
日本の方は、「クアラルンプール」と聞くと首都圏の広大な地域をイメージすると思いますが、正式にはクアラルンプール連邦直轄地といって意外に狭いエリアです。日本で言えば、東京23区みたいなイメージでしょうか?たぶん実際の面積はもっと狭いです。そのエリアを囲んだ広大な地区をセランゴール州と言います。東京23区以外の関東圏みたいなイメージですかね。実は大学やインター校の多くはセランゴール州あります。サンウェイ大学、モナシュ大学、INTI大学(スバンキャンパス)、テイラーズ大学、キングスレーインター 、ペニンシュラインターなど全てセランゴール州です。
ちなみに、私はクアラルンプール連邦直轄地の外れに住んでいますので、1月のMCO開始以来上記の学校を訪問することができませんでしたが(学校自体も閉鎖されていましたけど)、5日以降これが可能になります。(ちょうど学校も3月からの対面授業が許可されたので。)これはビジネス上も大きなメリットになります。実は早速3月8日に現地在住のお客様と大学視察ツアーをすることになりました。
もう一つの利点は、シンプルに私のプライベートの行動範囲が広がったことです。先ほども述べたとおり、私はKLの外れに住んでいますので、すぐお隣はセランゴール州なのです。2-3kmも行けばもうセランゴール州で、どちらかと言えば私のプライベートな生活圏はセランゴールが中心でした。(KLよりセランゴールの方が安くて美味しいものがあるので!)その移動が自由になるのは大きいです。明日から早速食べ歩きができそうです。もちろん、コロナ感染対策をしっかり取った上で、ということになります。
最後に、最近のコロナ感染状況をお伝えしておきます。1月末には1日の感染者が5000人を超える日も何日かあって、非常に心配しましたが、最近は1000-2000人台で推移しています。(掲載の表をご参照。)だいぶ落ち着いてきた感があります。ワクチン接種も2月末から医療従事者を中心に始まり、5月から一般のマレーシ人や外国人の接種も始まる予定です。(外国人も無料接種が可能ということです。)
今のところマレーシアも、一歩一歩正常化に向かっている、といったところです。