新型コロナウィルス状況アップデート(首都圏は「条件付活動制限令」に逆戻り)

久しぶりのマレーシアコロナウィルスアップデートとなります。
8月くらいまでマレーシアのコロナウィルス対策は非常にうまくいっており一日の新規感染者数も一桁の日が続く局面もありましたが、9月半ばから増加傾向となり10月に入ると一気に増加に転じ、一日数百名、特にひどい日は600名以上となることがありました。
ただ、ほとんどの感染者はボルネオ島のサバ州で記録されおり、すでにサバ州との移動は厳しく制限されていましたが、予防的な措置として首都圏のクアラルンプール、セランゴール州、プトラジャヤに対しても2週間の間、CMCO(条件付活動制限令)を宣言することになりました。内容は下記、在マレーシア日本大使館のHPでご覧ください。
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_12102020D.html

一言でいえばかなりゆるめのロックダウンと言え、原則ディストリクトをまたぐ移動はできませんが、家族2名までなら買い物もできますし、出勤もできます。ただ、やはり一番大きな影響は対象地区のすべての教育機関が再び閉鎖されたことでしょうか。

せっかくインター校は全員通学(ただし現地生徒とビザ保有者のみ)が認められ、大学も正常化に向かっていただけに大変残念です。ちなみに、大学(高等教育機関)に関しては、1週間ほど前にすべての留学生の入国が禁止されていたため、その時点で規制強化に向かっていたとも言えますが。これも大使館HPでご確認ください。
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_19062020B.html

幸い、ビザ保有のインター校生徒は、ルールに従い入国することはまだ可能です。事実、昨日も単身留学の中学生H君がホテルでたった一人での2週間隔離を終え、学校の寮に戻ってゆきました。14日目の開放だと思っていたところ、なぜか13日目に突然開放となり、送迎手配がバタバタしたというオチがつきましたが、、、

しばらくの間、生徒全員がオンライン授業に逆戻りとなりますが、2週間後には正常化することを願っております。繰り返しますが、首都圏での感染状況はさほど深刻でなく、このニュースは正直サプライスとなりましたが、マレーシア政府の決断と行動はいつも非常に迅速です。そして決めたからには厳しく実施し、違反者はどんどん取り締まるというトップダウン型です。(どこかの国とは真逆と言えますが。)まあ、この手法で3月に起きた感染爆発も抑えることに成功したので、政府の対策には国民からも信頼感があります。今回も2週間で感染拡大を見事抑え、再び正常化軌道に修正できることを期待しております。そして、日本で待機している多くの生徒さんが一日も早く安全なマレーシアへ入国できることを祈っております。

換算為替レート

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