新型コロナウィルス状況アップデート(回復活動制限令が年末まで継続、一方学生ビザ保有者は入国を徐々に開始)

皆様、こんにちは。久しぶりの「新型コロナウィルス状況アップデート」となります。

一昨日、ムヒディン首相がテレビ演説を行い、条件付き活動制限令(Recovery Movement Control Order:RMCO、PKPP)の12月31日までの延長を発表しました。
つまり、現状のシステム(回復活動制限令)が年末まで継続されるということです。現状維持ということです。事前よりこの予想が多かったため、特に驚きはありませんでした。
詳細は、下記「在マレーシア日本大使館」のHPでご確認ください。
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_28082020.html

この中で重要な点は、やはり「外国人観光客のマレーシアへの入国は引き続き許可されない」という点につきます。この延長期間中は絶対入国を認めない、という意味ではないと思いますが、当分の間はビザなしでのマレーシア入国は困難ということになります。マレーシア国内の感染抑制は相変わらず非常にうまくいっており、毎日の新規感染者数は、一桁か多くでも20人に満たない水準です。その分、政府は海外からの感染流入を非常に警戒しており、一般旅行者の入国に対しては慎重になっています。

一方で、「ビザ保有者」は一定の条件のもと引き続き入国が可能です。就労ビザ、MM2Hをはじめ学生ビザ保有者の入国も可能です。実際、日本に一時帰国して待機していたインターナショナルスクールの生徒も徐々に入国を始めています。ただ、現状のルールは非常に厳しく、特に入国後は政府指定場所で14日間の強制隔離が義務づけられているため(しかも費用は自己負担)、これがネックでなかなか単身の留学生が戻ってこれないという事情があります。それでも、負けじと今度たったひとりで入国してくる女子中学生がいます。もう留学を始めて2年くらい経つので、メンタルも強くなりサバイバル能力も非常に高くなっていると察します。もちろんこの子は英語力もかなり伸びています。大したものです。ちなみに私はこの子のガーディアン(現地保護者)になっているので、隔離終了後の学校までの送迎をしようと思っていましたが、どうも学校がやってくれるようです。

もう一点注目しているのが、「新入生」の扱いです。一度は政府が「新入生も入国を許可する」と発表したことがあるのですが(大使館情報)、その後具体的なルールが発表されず「宙ぶらりん」になっています。弊社の生徒だけでも新入生が20名以上はいますので、ここをどうにかして欲しいです。皆さんオンライン授業を受講しているものの、早く入国してキャンパスで授業を受けたという強い要望を持っていますが、なかなか実現しません。

最後に、やはり本命は「一般旅行者」の入国ですが、これは前述したとおり政府も最も警戒しているセクターになります。「グリーンゾーン国」からの解禁という話もトーンダウンしており最近はあまり聞かれません。日本を始めとして「感染第二波」が襲っていることが背景です。それでもできれば年内に解禁になると良いのですが、、、

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