日本人インター校生と日本人大学生のマッチング

皆様、こんにちは。クラタビマレーシアの小坂です。
実は最近、あるインター校生に日本人大学生の家庭教師を紹介する、ということがありました。もちろんマレーシアでの話です。

このインター校生は、あるマレーシアのインター校の学生寮に滞在している8年生の女子生徒ですが、入学後半年近くになりますが、思ったほど英語や他の学科の成績が上達しない、という悩みがありました。また、日本人の女子生徒が学校中にたった一人きりで、少し寂しい気もしていました。

そこでご本人や親御様とも話し合った結果、マレーシアの大学で勉強している日本人の女子大生を「メンター兼家庭教師」として手配するこになりました。最初から家庭教師の当てがあったわけではありませんが、ちょっとしたツテをたどった結果、良い先生が見つかりました。先日、『「大学留学サポート」なしに「インター校留学サポート」ができないわけ』というタイトルのブログを書いたところでしたが、丁度それが実証された格好になりました。

インター校の生徒にわざわざ日本人の先生を手配する必要があるか、という疑問もあるかと思いますが、ケースバイケースと考えています。本来であれば、英語オンリーの世界に彼らを放り込んだほうが英語の上達という意味では効果的かもしれません。ただ、お子様の英語力によっては英語で教えられてもピンと来ない、という場合もあるため、その間を埋めるべく、ある位程度日本語を使って(英語とミックスして)教えることも必要になります。事実学校ではすべてを英語で習っていますが、それが今のところ100%効果的とは言えなかった、もしくは十分でなかった、ということですので。ただし、その家庭教師には1回のセッション中、かならず英語だけの会話時間を作るようには言ってあります。また、今回の場合は英語面だけでなく精神的な側面を支えるメンターとしての役割もあったため、逆に日本人である必然性がありました。

もちろん、このプロジェクトは家庭教師側にもメリットがあります。生徒側の親御様からは相応の謝礼をいただくからです。この場で時給いくらかは申し上げられませんが(笑)、その辺のレストランで働いた場合の時給よりは数倍(以上)良いですし、今回はオンライン学習限定としたため、移動の時間、手間、費用もかかりません。日本人大学生のほとんどが、親にはなるべく金銭的負担をかけたくないと思っていますので、自分である程度小遣いや生活費を稼ぐ機会があることは、彼らにとってもすばらしいことです。また、人に英語を教えることで自分の英語力向上へのモチベーションも高まる、という利点もあります。もちろん大学生もご自分の大学の勉強に打ち込むことが重要ですので、試験週間などは家庭教師をはずし、無理がない日程にする必要があります。まさに双方にとってメリットが大きいプロジェクトではないでしょうか。

昨日でまだ3回目の授業ですが、今のところインター校の生徒さんもレッスンを大変楽しみにしており、良いスタートとなっています。この調子で、双方継続していただきたいものです。そして、他にも同様なニーズがあれば、同様のアレンジをしてゆこうと思っています。

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