「大学留学サポート」なしに「インター校留学サポート」ができないわけ
いつもお世話になります。クラタビマレーシア代表の小坂です。
今日は『「大学留学サポート」なしに「インター校留学サポート」ができないわけ』というタイトルで簡単なブログを書いてみることにしました。
ご存知のとおり弊社はマレーシアの「インター校」、「大学」、「語学学校」の入学サポートを行っています。一見すると、それらは独立した全く別なサービスのように見えますが、実はお互いが非常に密接に結びついていることを最近実感しています。
例えば、「インター校」のサポートをする場合、卒業後の進路を考えずにカリキュラムや学校の選定はできません。つまり、最終的にどのような資格を取得し、どの国の、どの大学の、どの学部を目指すかという前提がとても重要になります。もちろん、小学生や中学生で卒業後の進路まで決まっていることは稀ですが、それでも大学進学を全く無視して学校は決まりません。「今日3校の学校を視察して、その中でもここは施設がとても新しくて綺麗だったから、この学校に決めた!」というのは、あまりに本質から外れた決定法と言わざるをえません。(もちろん視察自体は非常に大切だと考えてはいますが。)
このような場合、弊社が大学入学のサポートをしていることがとても役立ちます。なぜなら、マレーシアの大学へ進学するケースとしては、日本の高校から進学する場合が多いのですが、マレーシアのインター校から進学する場合も徐々に増えてきているからです。その時の大学進学コンサルティングのノウハウが、インター校入学時のコンサルティングにも役立ちます。例えば、英国式インター校では11年生時にIGCSEという共通テストがありますが、スムーズな大学進学をするためには、IGCSEで最低どれくらいの成績をとる必要があるのか?また、それができなかった場合は、どういう選択肢があるか?などなど。
また、最近インター校での選択科目に関するご相談を頂戴するケースが増えています。例えば、英国式インター校のIGCSEコースでは10年生時から選択科目制に移行しするのですが、どのような科目を選択したら良いか?あるいは豪州式インター校でのVCE(ビクトリア州サーティフィケート)コースでの科目選択はどうしたらよいか?などです。実は先週、来年よりVCEコースの科目選択を予定しているご家族より科目選択に関してのご相談を頂戴しました。来年1月より11年生になり、ほとんどが選択科目制に移行するが、VCEとはどんなコースでどのような科目を選択したら良いか?というご相談です。この場合、卒業後どの国の大学を目指すか、どの学部に興味があるか、将来はどんな職業に就きたいか、得意な科目と苦手な科目は、、など考慮すべき点が多いです。特に学部によりPre-requisiteと呼ばれる単位必須科目が異なりますので、VCEでその科目の単位を取得し損ねれば、もうその学部は諦めざるを得ない、という状況にもなります。「ほんとうは興味があった学部だったのに!」と、あとで後悔してもどうにもなりません。(ただ、ファンデーションやプレUコースで挽回できる場合もあります。これも「大学サポート」の経験がないと思いつかない発想かと思います。)もちろん、将来何をしたいか、どの学部に興味があるか、ご本人が全くノーアイデアという場合もあります。その場合は、できるだけ多くの選択肢が残るような科目の選択をアドバイスします。ただ、どうしても苦手な科目を選ぶわけにはいかないので、もちろん得手不得手を十分考慮する必要はありますが。色々な要素が絡み合って非常に難しい問題ではあります。
上記は「インター校サポート」と「大学サポート」の関連性の説明になりましたが、「大学サポート」と「語学学校サポート」や「インター校サポート」と「語学学校サポート」もよく関連している場合があります。例えば、高校卒業生が大学留学を目指す場合、大学や学部の要求する英語基準に達していない時、語学学校に通ったらよいのか、あるいは大学の英語コースで上達させたほうが良いのか、などもよく議論になります。またインター校留学の場合は、最初から語学学校あるいは塾での英語補習のアイデアをリクエストされる場合もあるので、その辺の知識も必須になります。また、時々あるケースとして、親子留学の場合、子供がインター校に行っている間に、お母様が語学学校で英語を勉強したい、というケースもあります。つまり、「大学サポート」、「インター校サポート」、「語学学校サポート」はそれぞれ密接に結びついているということです。
弊社はこのすべてのサポートを行っていることは説明しましたが、実はよく言えば「少数精鋭」、悪く言えば「零細企業」なため、一人のコンサルタントがすべてのサポートに関与しているケースがほとんどです。つまり一人のコンサルタントがこの3分野の関連性をよく理解しているため、上記のようなハイブリッドのケースでも良いアイデアが出やすい、良い判断をしやすい、ということになります。
少し宣伝のようになってしまいますが、学校エージェントを決める際、弊社のようにマレーシアの教育機関を総合的に理解しているエージェントを選ばれたほうが、ベターなアイデアが出やすいのではないかと思います。