モナシュ大学も更に世界ランキングが上昇!(世界最高峰の学位を安く得る裏技!)
先日、マレーシアの大学、世界ランクが急上昇!というブログを書きましたが、今日はモナシュ大学の世界ランキングについてのブログです。
先日ご紹介した「QS世界大学ランキング2021」で見ると、モナシュは55位というランクを記録しました。前年からは3位のアップとなります。前回同様、同等ランクの日本の大学と並べると、下記のようになります。
38位 京都大学
55位 モナシュ大学
56位 東京工業大学
72位 大阪大学
つまり、東京工業大学と同水準と言えます。偶然ですが、前回の「マレーシアの大学、世界ランクが急上昇!」のブログでは、マラヤ大学がほぼ同水準にランクインされていました。(59位)
ところで、「モナシュ大学ってどこの大学?」という方のために、この大学について少し説明したいと思います。
モナシュ大学は豪州ビクトリア州の州立大学で、"Group of Eight "と呼ばれる名門大学の一つです。(同QSランキングにおいては、豪州の大学中では第6位のランクとなっています。)日本を除く太平洋アジア圏では、非常に有名な大学ですが、日本ではあまり知名度はないかもしれません。(と言うか、日本は一般的には米国と英国のトップ大学以外は、あまり関心をもたない国のような気がします。)ではなぜ、豪州の大学が「マレーシア留学」の話題に出てくるかと言うと、ずばりマレーシアに分校を持っているからです。
マレーシア分校は1998年開校ということですから、もう20年以上が経っています。キャンパスは「バンダーサンウェイ」と呼ばれるサンウェイが開発したエリアにあります。ちょうどサンウェイ大学のはす向かいに位置します。(私もよくモナシュ大学やサンウェイ大学の前を車でよく通ります。)今のところ同校は、上述のQSランキングや、もう一つの有名世界大学ランキングである「THE(タイムズ)ランキング」のどちらにおいても「マレーシアにある大学」の中ではトップのランクを誇りますので、「マレーシアで取得できる学位」としては最高位の学位と言えます。(もちろん他のマレーシア大学に入学し、途中から別の海外大学に編入する場合は、これ以上のランクの学位が取得できる場合もあります。)
豪州に本校があるなら、なぜマレーシアの分校に行った方が良いの?と思われると思います。もちろん最終的には個人の選好になりますが、私だったら下記の理由でマレーシア分校に入学したいです。(正確に言うと私が40歳くらい若かったら、、、笑)
第一の理由ですが、まず学費が圧倒的に安いことです。弊社調べでは、豪州本校での卒業までの3年間の授業料はAUD130,000、つまり約1000万円です。高いですねぇ!マレーシア分校は3年間でRM125,000、約315万円です。本校の1/3弱です。3年間の差額はなんと約680万円です。
次に生活費もマレーシアが圧倒的に安いです。マレーシアでは月額6-8万円程度(宿泊費込)の生活費でやっている学生が多いですが、豪州の生活費は月額17万円にもなるといいます(弊社調べ)。仮に両国の生活費の差額が月にざっくり10万円だとすると、3年間で360万円となります。上記の学費を合わせた差額は約1040万円です。つまり同じモナシュ大学の学位を取得するというゴールを達成するのに、マレーシアのほうが1,000万円安く済むということになります。 よほどのお金持ちでない限り、無視できない差額ですよね?
最後に、これはある程度想像ですが、おそらくマレーシア分校のほうが本校より入学難易度が低いのではないでしょうか?マレーシア分校は、文系なら高校の成績が平均約3以上(5段階評価)、IELTSが6.0で学部の合格条件を満たします(英語集中コース経由の場合はIELTS 5.5)。おそらく本校の入学基準の方が高いと思いますが、調査不足ですのでここでは断言はしないことにします。
ここで一つの疑問が沸くかと思います。果たしてマレーシア分校の学位は本校の学位と等しいか?もちろん等しいです。学位に本校、分校の区別はありません。履歴書上はどちらもモナシュ大学〇〇学部卒業です。ただしマレーシア分校で提供している学部はある程度限られていますので、それ以外の学部に入学したい場合は本校に行くしかないです。ただ、ビジネス、IT、社会学、工学、理学、心理学、薬学などの一般的な学部はすべてマレーシア分校で提供されているので、そこはあまり問題にならないとは思います。
でも、豪州の大学を卒業したのに、マレーシアで卒業したら豪州のことを聞かれても話は全くできないですよね?と言われるかと思います。確かにそうですね。マレーシアの話はいくらでもできますが豪州の話はできません。でもこう言い返したらいかがでしょうか?「私は豪州に行きたかったのではなく、世界一流の大学の学位を、ベストな費用対効果で取りたかったのです。それが親孝行にもなります。場所はどこでも私にとってはあまり関係ありません。」と、、、。それはすばらしいアイデアだと、皆さん称賛してくれるのではないでしょうか、、、?
そうは言っても、百歩譲って「豪州の大学を卒業したのだから、やはり多少は豪州の話もしたい!」と言うことならば、「インターキャンパス制度」を利用して、1セメスター(半年)だけ豪州の本校で勉強してみたらいかがでしょうか?この制度は、最大1セメスターまでモナシュ大学の本校や海外の分校で勉強でき単位も取得できる制度で、最大の利点は、追加の授業料なしで(マレーシア分校の学費で)海外キャンパスで勉強して単位取得できることです。もちろん寮費や現地での生活費はかかりますが、1セメスターであればかなり限定的です。これならば留学費用は抑えつつ、モナシュという世界トップ大学の学位はとれ、また豪州の話もかなりできます。
モナシュ大学の説明が長くなりましたが、マレーシアの大学とともに、「マレーシアにある分校」も検討して欲しい、というお話でした。モナシュ大学の情報はこちらにもありますので、ご参照ださい。
なお、マレーシアに分校をもつもモナシュ以外の大学としては、英ノッティンガム大学(同ランク99位)、英ニューキャッスル大学(152位)、英リーディング大学(205位)、英ヘリオット‐ワット大学(301位)、中国厦門(アモイ)大学(432位)など現在10校(10キャンパス)があります。なお、2022年には日本の筑波大学もマレーシアに分校を開校すると聞いています。
特にこれら大学の本校あるいはそれと同じ国にある同等な大学を検討されている方は、少し発想を変えてマレーシア分校を検討されることをお勧めしたいです。おそらくどの大学をとってもモナシュ同様、授業料、生活費ははるかに割安で、入学難易度も本校より低い条件になっている気がします。ただ、こういう話はなかなか本校への入学を検討されている方には届かず、そんな裏技があるなら最初に言ってよ、と言われることがあります。最初に言っているつもりですが、宣伝不足で申し訳ありません。これを最後まで読んでいただいた方は、是非「情報拡散」にご協力いただければ幸いです。