キングスレーのプレイスメントテスト、その対策はあるのか?

おはようございます。今日はオフィス出勤日なのでオフィスでブログを書いています。ちなみに、弊社(クラタビマレーシア)は今のところ毎週月曜と木曜のみを出勤日として、火、水、金は在宅勤務の日としています。ただ、マレーシアの新規コロナ感染者も毎日10人以下で(その大半は帰国者)、コロナもかなり収まってきているので、もう少し出勤日を増やしてもよいのかな、と考え始めています。やはりオフィスは涼しいし、仕事に集中しやすいですから。今のところ(コロナのせいで在宅勤務者が増えたので)通勤渋滞もあまりなく、以前より出勤が楽でもあります。

さて、この土曜と日曜はキングスレーのオンライン・プレイスメントテスト(入試)を3名の生徒さんに対して実施しました。学年は、それぞれY7、Y6、Y4へのエントリーです。科目は英語と数学(算数)の筆記テストが各1時間程度です。インタービューなどはありません。この9月に10名近い入学者を予定しているので、順番にこなしていかないと間に合わなくなってしまいます。入試と言ってもいわゆるアセスメント(レベルチェック)が目的なので、仮に点数が低くても基本的に不合格になることはありません。

毎回、答案用紙を見て思うのは、やはり皆さん英語の科目に苦労しているな、ということです。当たり前ですが、テスト問題は最初から最後まで、すべて英文しか書いてありません。もう見た瞬間、頭が真っ白になります、、、(笑)。おそらく英文しか書いていないテストをやるのは、ほとんどの受験者にとって初めての体験ではないでしょうか?しかも小学生ですと、日本の学校ではまだ英語の授業もあまりないようですので、特別に英語のレッスンをしていない限り「お手上げ」状態です。レッスンをしていても、いわゆる初級の「英会話」が一般的だと思いますので、この手の筆記テストに対してはあまり役に立ちません。ちなみに、出題形式は、前半が「Reading」後半が「Writing」のパートになっています。Readingでは、最初にA4の2ページにわたり文章が書いてあり、その後、その文章に関するいくつかの質問に答えてゆきます。日本の国語のテストの出題形式に似ていますかね。(もっともインター校では英語は国語なので。)後半のWritingでは、テーマといくつかの条件が与えられ、それに沿ったエッセイ(作文)を書いてゆきます。他校のテストによっては複数のテーマが与えられ、その中から自分の書きやすいテーマを選ぶ形式のテストもあるのですが、キングスレーのものは、テーマは一つで選択式にはなっていないので、嫌でもそのテーマに沿ったエッセイを書く必要があります。しかも、テーマが時に未来の題材だったりして想像力も必要になったります。また、書くスペースはA4で2ページ分とたっぷりあります。これは相当な英語力と作文力がないと対応できません。ただ、正解は無数にありますので、内容が論理的で説得力があればそれでハイスコアはもらえるのではないでしょうか?もちろん英語はある程度正確でないといけませんが。。

数学に関しては、もちろんすべて英語で出題されますが、式で出題される問題は英語は関係ないのでその部分はほとんど皆さんできると思います。文章問題になると、とたんにできなくなります 笑。数学のレベル自体は日本の同じ学年より易しいと思いますので、英語さえわかればほとんど解ける問題だと思います。できれば事前に数学の基本的な用語(掛ける、割る、整数、偶数、奇数、小数、三角形、四角形、、、、、などの類)を覚えるとよいと思います。今回の試験のためというより、今後のインター校での授業にも必ず役立ちますので。

色々書いて試験のヒントのようになってしまいましたが、試験傾向がわかったところで、短期間に試験対策をして良いスコアをとることはぼぼ不可能です。かなり広範囲の英語力が要求されるので。日本の学校で教育を受けてきた生徒様にはかなりショッキングなテストかもしれません。ただ、今のところキングスレーは非常に寛大で、点数は低くても入学は認めてくれます。英語力は、今は低くても入学後に伸ばしてもらえばよい、というメッセージです。ですので入学後も必死で努力して短期間で英語力を伸ばしていただきたいと思います。もちろんそれが自分のためになります。

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