マレーシアの大学、世界ランクが急上昇!(国内ランクでは、公立はマラヤ、私立はテイラーズがトップ)

本日(6月10日)もマレーシアのローカル新聞"The Star"のWEB版を見ていたら、またすばらしいニュースが飛び込んできました。
Malaysian Versities Flying High(マレーシアの大学は躍進した)という記事です。超要約すると下記のようになります。

「2021年のQS大学ランキングでマレーシアの5つの研究大学(すべて公立大学)が初めてすべてトップ200以内に入った。マレーシアでトップのマラヤ大学は、昨年QSランキングで70位だったが、今年は59位まで上昇した。
また、テイラーズ大学は私立大学としてはマレーシでトップランクとなり、今回のQS世界ランキングでは379位となり、昨年の511-520位から急上昇となった。
合計19のマレーシア大学が今回のQS世界ランクにランクインした。」

ただ、漠然と「世界59位」とか、「世界379位」とか言ってもほんとうに良いランクなのかピンと来ないと思いますので、同等ランクの日本の大学と並べてみることにしました。

38位 京都大学
56位 東京工業大学
59位 マラヤ大学
72位 大阪大学

321位 広島大学
362位 東京医科歯科大学
379位 テイラーズ
391位 UCSI大学
403位 神戸大学

こんな感じになります。つまりマラヤ大学は東工大や阪大と同等レベル、テイラーズ大学は東京医科歯科大学や神戸大学と同レベルということになります。ちなみに、有名私立大学の早稲田は189位、慶応は191位とテイラーズよりは上のランクです。ただ、上智は意外に低く801位-1000位、いわゆるGMARCHに至ってはひとつもランクインしていない(つまり1000位未満)なので、これらの有名私立大学よりテイラーズのほうが高ランクということになります。

ちなみに、テイラーズのランク急上昇の要因は(他の記事からの引用ですが)、employer reputation(企業からの評価), academic reputation(学術的評価), faculty-student ratio(教授/生徒比率の高さ)の評価の伸びが高かったということです。

では、マラヤ大学やテイラーズ大学に入学するのはどれくらい難しいか、という点ですが、マラヤ大学は公立大学でマレー人が優遇されており留学生は成績要件や英語要件もかなり高めですが、テイラーズは例えばホスピタリティや観光学部はテイラーズの看板学部であるにもかかわらず、基本的に高校の成績が平均3(5段階評価で)あれば、合格水準をクリアできます。もちろん授業はすべて英語で行うので最終的に英語力は必要ですが、入学当初は必要なく、入学後英語集中コースを受講して1年以内にIETLS 5.0をとればそれで学部に移行できます。したがって、テイラーズと同等またはそれより下位の日本の大学(神戸大学、上智大学、GMARCH)に合格するよりテイラーズに合格するほうが絶対簡単ではないでしょうか?しかも、マレーシア大学の世界ランクはここ毎年急上昇しているので、数年後にはテイラーズは早稲田や慶応を追い抜いていても全く不思議ではありません。10年後、20年後と想像すると、更に楽しくなります。

今までランキングの話に終始しましたが、決してランキングだけでマレーシアの大学を選んでください、と言っているわけではありません。自分の勉強したいことが勉強でき、将来のキャリアアップに必要な学力やスキルが身につくことが第一です。もちろん費用面も大切です。でも、心配はいりません。この点でもマレーシアの大学は魅力的です。なにしろ3年間(主に文系)のコースをすべて英語でやり抜くわけですから。ビジネス、ホスピタリティ、ITなど、どのコースを選んでも、日本の大学生にはまず負けない学力、英語力、そしてサバイバル力さえつくでしょう。ちなみに学費は、公立のマラヤ大学はなんと年間50万円(文系)程度です。私立のテイラーズでも年間100万円(文系)程度ですので、日本の私立とあまり変わらないか、安いかもしれません。

これでも日本の大学を選ぶ理由が見つかりますか?

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