インターナショナルスクールの視察ツアーに行って来ました (Kingsley, Taylor’s, AISM, Peninsula, OASIS)
先週の10日と11日の2日間に渡り日本からいらっしゃったご家族に5校のインターナショナルスクールをご紹介させて頂きました。
視察者は、今年10歳になる現小学3年生の(今年の4月で4年生になる)のRくんとそのご両親です。
私は現地の大学生なので大学はかなり見慣れておりますが(笑)、実はインターナショナルスクールの見学は初めてで少し素人目線からの感想になりますが、その率直な感想を皆様とシェアしたいと思います。
[Kingsley: イギリス系]
丘の上にある学校でとても見晴らしのいい学校です。学校の廊下もとても広々としていて開放感がありました。先生たちはローカルの方が多く、生徒もアジア系の生徒の方が多いように思いました。
ここの生徒はとてもフレンドリーで、同じ学年になるであろうクラスに訪れた際、みんな興味を持って、R君に「なんて名前?」というように集まって、先生が席についてと言われるまで離れませんでした(笑)。学校の廊下に”Bully Free School (いじめのない学校)”と謳っているのも分かる気がしました。見ていた私も自然と笑顔になって感心してしまうほどです。
完成直後のプールはオリンピックサイズ(50m)もあり、やはり出来たばかりの学生寮と同じビルにあるので、寮生は土日も泳ぎ放題です。中学生以上は寮にはいるのも楽しそうです。
ミールプランが用意されており、朝食、昼食ともしっかり出るので親御さんはお弁当の用意をしなくても良いのが魅力的なのではないでしょうか。中華系やマレー系、たまに韓国料理、日本食とメニューが豊富なので、ランチのバラエティーに飽きることはなさそうです。
[Taylor’s (Puchong): イギリス系]
こちらの学校は、大学でも有名なテイラーズ大学のインター校(プチョン校)です。周りの環境としては、郊外にあるということもあってごちゃごちゃしておらず、安全な印象でした。
大学と同じようにとてもスタイリッシュで校舎自体はそこまで広くはないですが、生徒はとても活発でした。お昼ごろに訪問したのですが、小さい子供たちは、男女関係なく校舎内を走り回っていて、暑い中なのにとても生き生きとしていました。
また、学年主任の先生は明るく話しかけていただき、先生のフランクさもまた良かったです。
こちらに通う生徒は、とても優秀のようで全体の80%の生徒はIGCSEと呼ばれる英国式卒業テストの成績が良いそうです。全体で1300名ほどもいる学校なので、とても珍しいことだと思います。
[AISM: オーストラリア系]
この学校は、生徒一人ひとりを評価するので、何かで秀でていると、その生徒の名前が学校のどこかに刻まれていきそれが歴史になっていきます。例えば、大きなパフォーマンスホールにベスト・パフォーマーが歴代で刻まれているのを目にしました。
学校先生はとても気さくな方が多く、たまたま図書館でお会いした校長先生にフランクな質問をして頂き、「また会えるのを楽しみにしているよ!」とR君と握手をしていました。とても明るい先生で、R君の緊張もほぐれていたようにも見えました。また、簡単な質問を返すことが出来ていたR君にも驚きました!
[Peninsula: オーストラリア系]
まだ開校して1年も経っていないとても綺麗な学校で、現在は全体で160名ほどしか学生はいません。学校周りは、とても整備されていて、近くのコンドの目の前は日本のお菓子や食材などが充実したショッピングモールもありました。車を運転しないご家族にはありがたいです。
この学校の特徴は、生徒の成績をある期間でどれだけその生徒が成長していったかで判断するところです。テストもあるそうですが、成長を見るための材料になるだけで『50点しか取れなかったから成績が良くない生徒だ』というような判断はしません。いかに以前から伸びたのか、下がってしまったのかが成績になります。日本の教育とは違った方向性を向いている気がしします。
また、クラス内での生徒の席は日本のように決まっておらず、好きな席に座ったり床に座ったりと生徒の好きなようにできるそうです。自由ですね!
現在は、(ホームステイのような)学生寮を建設中なので、子供だけ送り出して自立性を養わせたいご家族や、共働きのご家族などに需要がありそうです。
[OASIS: アメリカ系]
学校はこれから開発が始まりそうな場所にあるので、周りにはまだ目立つショッピングモールなどはありませんでしたが、とてものどかな環境でした。まるで、本当にアメリカにある学校みたいだな~という印象を持ちました。
全校生徒数はまだ多くはないですが、アメリカのように自由で授業はさすがアメリカ!テクノロジーやITの面でとても充実していました。週に1回ある授業で、ロボットを作ったり3Dプリンターを使ったりドローンを作ったりもするそうです。
先生は、ほとんどアメリカ・カナダ・オーストラリアからの信頼ある免許を持った方で、生徒は白人の割合も比較的高いそうなので綺麗な英語と最先端の授業を学ぶことが出来ます。
これから、とても広いグラウンドやオリンピックサイズのプールも建設予定だそうなので、スポーツ面でもどんどん有名になりそうです。