長女の入学(2)

K2に逆戻りした長女に再度地雷を踏ませる事(ひょっとして踏まれる?)があってはいけない。
その夜。「そこはね~、もっと広くて、お友達もいっぱいいて、おもちゃも本もいっぱいあって、、、」「うん。うん。」「ほ~ら、中に入ればもっとおいしいお菓子もいっぱいあるよ~ん。」さながらヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女の様な感じで二女の説得に掛かった。「うん。行く、そこに入るよ。」およそ3分たたずとして商談成立。人懐っこい二女と一緒ならば早く環境にも慣れて周りの子達と何とか打ち解けてやっていけるのでは?と思い、少し(少しどころか本当は大いに)巻き添えをくらった感はあるが、かくして二女は一年後のナーサリー卒園を待たずして長女と一緒にK2に入学となった。
案の定、二女は初日から他国の男の子達とわいわいふざけて先生に時折、注意を受けたりする程、活発に環境に順応していた。
長女は1人ではない安心感からか二女がやる事を見て笑っていたり、引き込まれていたりで、一緒にふざけ出す事も多くなり、口数も増えて先生や他の子達と話せるようになりお友達も出来た。
そんな3か月程経ったある日。
子供を迎えに行くとキンダーの先生から呼び止められた。
迎え時のごった返しの中で聞きとりにくかったが「もう、そろそろプライマリーに行けますよ。プリンシパルにも話しました。」そんな事を言っていた。
「あ、はい?えーっ えーえーっ」
そして翌週にはプライマリーに編入。それからは自然と溶け込めていった。
パンパカパ~ン。今度こそ見事にくす玉は割れた。
長女にとっては必要な3か月だったのだろうとつくづく思う。
皆さんもお子さんをインター校へ編入学させる際”英語”がネックになってしまい日本での学年より少し下がっての編入を勧められることは、はっきり言って多いと思います。
でもだからといって決して落胆したり、焦ったり、日本人だから仕方ないとも思わないで下さい。(英語圏からのお子さんでもかなりよくあるケースです。)
大抵はスペシャルイングリッシュクラスで英語に触れ、学んでから通常のクラスへ入ります。(個人差こそあれ、3か月~1年くらいの間には、、、)
その間、PEやARTなどは普通クラスで受けるのでお友達ともすでに交流もできます。「あちち、これじゃ熱くて入れないよ~。」となる前に足元からぬるま湯をかけて慣らした後で湯船にザブ~ンと入ってみよう!って事なのです。
___________________________________
キンダーの時のクラス写真には先生達、クラスメートを挟んで白いワンピース(お揃いの)を着て照れた表情の長女とすました感じの二女が両端に離れて立って写っている。思い出の1枚がとてもまぶしく、懐かしい、、、。

換算為替レート

RM→YEN:
34.00
USD→YEN:
150.00
Updated: