私は"IB”に行く!
今回は前回に引き続きIBのお話しをします。
娘に聞き取り調査を見事に失敗してしまった私でしたが、お友達のその後の話しなど(調査としてではなく)雑談している中で聞くことができて(皆様にお伝えした様な)「損して得とれってこういう事?」良かったと思っています。
さて、うちの娘が何故IBに入ったのか?というと本人の希望に他ならないのですが(私が教育ママだから、、、と思われていた方は大ハズレです!)、、、。
当時、通っていたインター校からカレッジへ進学する際そのシステムが(マレーシアにおいて)どうしても理解出来ずにいた私は思い切ってプリンシパルに直接、説明を受けたい事を申し伝えお話ししていただきました。
色々なコース説明をして下さり、その中でも一番ポピュラーでみんなが行くのはAレベルだという事が良くわかりました。「そうか、そうか、Oの次はAね、、、」と捉えていた私は娘が入るべくは当然Aレベルだとばかり思っていました。
本人にもAレベル、周りにも(聞かれれば)Aレベルで~す(笑)とやっていました。そしてOレベル(今はGCSEと呼ばれているみたいです。)の結果が出てカレッジを決めようしているある日、「私はIBに行きたい。」と娘から言われた時には「んん、、、ん?何なの、それ、、、?」っていう感じでした。
今程まだIBが周知されていなかった時でしたし、IBというのを何かの時にほんの微かに見聞きした様な気?がする、、、程度。
”IB”この響きは、私としては海の底に生息している”何か得体の知れないもの”でした。とにかく検索、検索、又、検索。大体の概要は掴めましたが、果たしてうちの娘にやり抜けるのか?といった心配がありました。
2年間で完走はできたとしても手弁当で、下手すれば参加賞なし。〘せめて、参加賞(ディプロマ)だけでも出してくれたら、、、。〙と言うこともあり得る、そういう落とし穴的な事をとても感じました。
娘は行きたいようだけど、はて?どうしたものか、、、?
カレッジは難なく決まっていたので娘達(他の姉妹も連れて)と入学の申し込みに行きました。入学手続きの方が丁寧にAレベルに関しての説明をして書類等記入事項をお話しされている時に娘が唐突に「私、本当はIBに行きたいんだよ。」と言い出したのです。「I WANT TO ENTER IB」と、、、。
そしてIBの顧問をやっておられるという先生が見えて簡単なテストをしましょう。で、口頭で2、30分、娘と喋って、喋って、、、その間、私は(#@*^<<<、、、?)状態だったのですが、どうやら終わったよう。
IBにウェルカムと言う事でIB用の記入用紙に必要事項を記入し終え申し込みを済ませて帰りました。家に帰っても何となく気持ちが落ち着かず「本当に大丈夫?何か大変そうじゃない?」と言うと「大丈夫だよ、SもAもやってるし、、、」と仲良しだった友達の事を持ち出して答えました。インターネットでチャットをしたりスカイプをして、シンガポールに行ってしまった友達や一足早く(インターは年がみんな違っていたりするのは当たり前ですから)アメリカで大学に入った友達がいずれもIBなのだから、、、と。娘自身もその大変さにはこの頃はまだ気付いてはいなかったと思います。
と、まあ、このような経緯だった訳ですが皆様にこのブログでお伝えしたい事は一つです。最近はIB校としてのインターナショナルスクールもマレーシアにも増えています。早期からご入学されるお子さんはやはり親の決定が絶対的なものであると思いますが、カレッジから(私の娘の様に)ご入学されるお子さんはその決定は本人にさせるべきなのでは、、、と思います。やはりそこへ入る本人の意志、覚悟が絶対に必要だと思います。
うちの娘がどうにかやり抜けたのも自分が決めた事だったから、、、。と思うからです。もしも私が用意したものだったとしたら「だから私は最初から嫌だったのに、、、。」とか「自分が行かせたんでしょ。、、、」なんて言い出すのがオチでしょうし、途中で放りだしたかもわかりません。
IBに本当に行きたいのは誰なのでしょうか?行かせたいのは誰なのでしょうか?
その辺を明確にしていただく事をご提案いたします。