日本人在校生が大学キャンパスツアーの案内係をするというアイデア
先日、大学受験浪人中のお子様をもつご家族が大学視察に来られました。更に浪人を続けてまで日本の大学を目指す価値があるかと疑問を感じられ、代替進路としてマレーシアの大学を検討され、視察をすることになったそうです。
事前のコンサルティングにより2日間で3校を視察するプランを立てました。アレンジで気をつけたことは、なるべく各大学の日本人の在校生に話を聞く機会を設けたり、学生にキャンパスツアー(施設案内)をしてもらうことです。もちろん各大学の入学課のような部署には担当者がおり、入学基準や学部の内容に関して詳しい話をしてくれるのですが、やはり実際の在校生から話を聞くことが、検討者にとって大きな参考となります。
今回も視察した3校のうち、2校で実際の日本人在校生に体験談を話してもらったり、キャンパスツアーをしてもらうことができました。彼らも一応は先輩として話をするわけですから、この大学は止めた方が良いよ、とはなかなか言えません。ただ、キャンパスツアーなどを通してざっくばらんな話をしていると、この学生がほんとうにこの大学に入ってハッピーに感じているのか、本音がわかるような気がします。中には長所、短所をはっきり言ってくれる学生もいます。大学やエージェントのある意味バイアスのかかった意見でなく、こういった体験者の意見が、検討者にとってはもっとも参考になるのではないでしょうか?
私としても、過去に留学サポートさせていただいた学生に久しぶりに会い、近況を報告してもらうことは今後のコンサルティングにも大変役立ちます。
結局、視察されたご家族もマレーシアの大学がすっかり気に入られ、この3校の中の1校に出願をすることになりました。日本の大学からマレーシアの大学への大きな進路変更になりますが、「名を捨て実をとる」賢明な選択だと信じています。
今後も大学視察をアレンジする場合は、なるべく「大学担当者+日本人在校生」というダブルの話が聞けるよう手配するつもりです。どうしても日本人在校生が少ない大学の場合や、学生との日程が合わない場合は大学の担当者のみ、という場合もありますが、可能な限り日本人在校生のアテンドを手配いたします。
なお、大学視察ツアーの詳細は下記ページをご参照ください。