そうだ!IBの事なら経験者(娘)に聞こうのはずが‥‥。

先月中旬、日本の大学に行っている娘が春休みの間の2週間程をこちらに戻って来ていました。せっかく直に学校での(マレーシアでの)話しを聞けるチャンスだと、「あの、ほら、今お母さん学校関係の事ブログ書いていて話し聞きたいけど。。。」「そう、何の事?」「IBだけどさ。。。」と聞いたのがまずかった。

「そんな事知りたいんだったらネットにいくらでも書いてあるじゃん、私から聞く必要はないよ。」とのつれない返事。確かにIBがどういうものか?を知りたければ、”IBについて”と検索すれば文部科学省からの資料や色んな方達が詳しく解説、論評を丁寧にされているものが沢山あって私などがIBを語らずとも、そしてもし語ったとすれば非常にお粗末だとも思うのです。(はっきり、申し上げて)

ですので私が皆さまにお話しする事はそういった”IBとは?”と言ったプログラムに関した事ではありません。(話しの流れで出てくるものに過ぎません。が、全て事実なのでそうか~と思われる事もあろうかとは思います。)

まあ、いつものようにIBの事を持ち出せば途端に不機嫌になってしまうんですね~。困りました。(笑)という訳で話しはやめにして飲み食べ歩きして遊んでいました。こんな親でいいのか!ってお叱りをうけそうですが。。。ブログも書かず本当にごめんなさい。ただ、この何週間も(娘と話す前から)ずっと考えていました。紙面を埋めるための文字?エージェントの宣伝?違います。皆様にお伝えしたい、皆様が知りたいクエスチョンは何?IBをお考えの皆様へ役立つ情報って何だろう、、、?

躓いて足元の箱が全部散らばってしまったので一旦それらを全部整理する必要がありました。
娘はこちらでお休みを過ごしている間、仲の良かった友達と出掛けて遊びのスケジュールで埋めつくされて、それを消化しきって帰りましたがP君とは中々時間の折り合いがつかずに今回は残念ながら会うことができませんでした。

P君はIBの時のクラスメート、いつも自分で車を運転して学校に通って来ていた長髪が似合う好青年。自分の意見もスカッと先生に言ったりして勉強も出来る頑張り屋、IB試験を迎える頃には長髪を惜しげもなく?(実際には知りませ~ん)切り、試験、卒業、大学入学と3段切り替えの準備の為に身を引き締めているように見えました。(傍目には)
IB試験の成績は31ポイント。決して悪いマークではありません。
IBDP(ディプロマ)合格ラインは24ポイントなので”合格”に達しているのですが実は合格とみなされませんでした。

IBでは自分で6科目選択した科目以外にTOK(レポート、セオリーなど知識を高めるための方法)CAS(C=クリエイティブ、A=アクション、S=サービス)が加わって構成されています。選択科目はSL(スタンダード)、HL(ハイヤー)を均等にとらなくてはなりません。
そしてIB試験ではSLでは3(30~41点)HLでは4(42~55点)以上とらなくてはなりません。

トータルポイントが24ポイントを上回っていても1科目でもこういう事態になってしまったとしたらディプロマはもらえないのです。P君がこのケースでした。
貰えない時はどうしたらいいでしょう?そうです。もう1度受ければいいのです。
P君も学校で補習を受けたり、自分なりに今度こそは、、、とかなり頑張って準備
をして再試験に臨みました。が、やはりポイントを上げる事は出来ませんでした。
又、受ければ?と思うところですがAレベル試験(再試験の頻度は多い)の様には何度も受けられません。チャンスは1度だけになります。もちろん、IBを受講し直せ(掛かる費用、2年は又掛かる)ばそれは可能です。

大抵の人は再試験にもし受からなかったらもう1度IBは受けなおしたりしていません。きつい、きつーい山をやっと登って来たというのに麓からもう1度上り直すというのは”酷”という言葉では置き換えられない程のものだと思います。
本当に。本当に、、、。

そしてUKの大学への進学を断念して今はマレーシア国内の某大学へ通っているP君、やはり再試験でポイントがとれずシェフの道を歩く事にしたS君、Aレベルを
取り直して大学進学を受け直すCさん、、、。
皆、元気でやっているかなぁ~、、、。
頑張っていこうね。

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