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マレーシアの親子留学、インターナショナル留学の場となる主なエリア(州)を解説します。
言わずと知れたマレーシアの首都。正確に言うとクアラルンプールは州でも市でもなく「クアルンプール連邦直轄領(WP Kuala Lumpur)」となる。面積は東京都の約4割と広くはないが、一般的にクアラルンプールという場合、隣接するセランゴール州、プトラジャヤを含めクアラルンプール首都圏という広義の意味で使われる場合も多い。インター校は歴史ある学校が多く、特にモントキアラ、アンパンなどにある学校は、地価が高く駐在員も多いエリアなので、(セイフォール以外は)学費は割高になる傾向がある。(ただし、KLチェラスには割安な学校も多い。)土地も限られているため新設校も少なく、ほとんどが隣接するセランゴール州に設立されている。また、(狭義の)クアラルンプールは保護者ビザの審査が厳しく、提出書類も他州に比べ多いので、注意すべきである。「親子留学」の場合、クアラルンプールをベースにすることは意外に少なく、大半がセランゴール州となっている。
上記、(狭義の)クアラルンプールを取り囲む広大な州。割安な学校や新設校も数多く、「親子留学」の場合中心となるエリア。ペタリンジャヤ、スバンジャヤ、シャーアラム、(セランゴール州)チェラスなどにインター校が多く、実際の居住地もこのエリアを選ぶ方が多い。物価や家賃も安め。特にセランゴール州の中央から南側はクアラルンプール国際空港にも比較的近いエリアになるので、日本へ頻繁に一時帰国をされる家族にとっては便利なエリア。とにかくリーズナブルな学校の選択肢が豊富で、親子留学では最も無難な選択肢と言える。
マレーシアの「新首都」とも言われる行政都市。実際、国会以外の政治機能はすでにクアラルンプールからプトラジャヤに移転しているとも言われる。位置的にはセランゴール州南部の一部とも考えられるが、行政的にはクアラルンプールと同様、独立した「連邦直轄領(WP)」の扱いになる。今のところ弊社がカバーとしているインター校としてはネクサスインター1校のみだが、隣町サイバージャヤやスリケンバンガンにある学校の居住ベースとなる場合がある。(特にマレーシア最大のモールとなったIOIシティモールを中核とするエリアは。)
ネゲリセンビラン州はセランゴール州の南東に広がるエリア。森林地帯が多く、田舎というイメージが強いが有名校エプソムカレッジやKTJ(コレッジトゥンクジャファー)が代表的なインター校。土地が安いためどちらも広大なキャンパスが魅力。州西部は国際空港にも比較的近いので、単身留学の寮生にとっては意外に便利な場所とも言える。親子留学で住む場所がない、と言われてきたが近年住宅地やモールも増え不便さは徐々に解消。むしろ物価が超安いので、注目のエリアとも言える。
セランゴール州の北側に広がる広大なエリアで、この州にある有名な都市はイポー。イポーにはいつくかのインター校もあり、学費も物価も割安ではあるが、問題はやはりそのアクセス。KLからは200kmあり車で約2.5時間はかかる。国際空港からは3.0-3.5時間。イポーにはETSという特急電車も通っているが、やはり2時間以上かかり1日に数本のみ。予算超重視の方や日本への一時帰国はほとんどしない、という方にはおすすめできるエリア。
ペナン州はぺラック州の北側の大陸のごく一部とペナン島から構成される州。ペナン島と聞くとリゾート地のイメージがあるが、実は過去の話で現在は有数の工場地帯になっており基本的に海では泳げない。ただ、リゾートチックな風景や多くの自然は残っているので、のんびりした環境が好みであれば良い選択肢と言える。インター校は5-6校あり比較的授業料は割安。物価はクアラルンプール圏とあまり変わらない。問題はやはりそのアクセスの悪さで、日本からはの直行便はなく、基本的にKL経由で時間ロスが多い。KLからバスでも行けるが5時間はかかる。こちらも日本への一時帰国が少ない方向けと言える。
ジョホール州はマレー大陸の最南端でシンガポールに隣接する州。ジョホールバルが中心都市。元々ジョホールは日本からのアクセスが良くない上に、マレーシアで最も治安の悪い都市と言われており、安全が最優先の親子留学にはあまり適さないエリアと言える。。ただし、政府が無理矢理?都市開発を進めているためマルボロカレッジなど有名校がエデュシティと呼ばれる特区に誘致されている。(ただし都市造りはうまく行っていない。)シンガポールに近いのが魅力という声があるが、慣れてくるとKLエリアで何でも揃うし、シンガポールのあまりの物価の高さに、どちらかと言うと近づきたくない街になる可能性が高い。
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