ダブル(両親)保護者ビザ制度(第2保護者ビザ申請制度)

セランゴール州がダブル保護者ビザを許可


保護者ビザはインター校に入学する生徒に帯同する親に発給されるビザですが、長い間、どちらか片方の親にしか発給されないのが、一貫したルールとなっていました。

どころが2024年9月、セランゴール州移民局(イミグレーション)が突如「2人目保護者ビザ申請チェックリスト」を配布、両親に発給することを事実上許可しました。

弊社ではこの両親に保護者ビザが発給される制度のことを「ダブル保護者ビザ制度」と呼び、2人目の保護者ビザ申請のことを「第2保護者ビザ申請」とも呼ぶことがあります。(基本的には同じ制度のことです。)

(なお、セランゴール州とはクアラルンプール取り囲む州で広義のクアラルンプール圏ではありますが、詳細はエリア解説でご確認ください。)

詳細が不明瞭(子供の数が問題?)

ただし、チェックリスト以外の情報はシェアされていないため詳細は不明で、イミグレ担当者、学校、ビザエージェントにより解釈が微妙に異なります。

例えば、子供が複数の場合のみ2人目の保護者ビザを申請できるとする学校が大半ですが、中には子供が1人でも申請できるとする学校がいくつかあります

いずれにしても、受給に際し特に厳しい経済的な条件はなく、所定の書類を提出すれば、両親ともビザは取得できそうです。(ただし子供の数が最大の疑問と言えますが、)

クアラルンプールの条件は厳しい

また、クアラルンプールでも直後に同様なルールが発表されたという噂があります。

ただし、間接的に入手した情報によると、セランゴール州とは異なり収入条件が非常に高く(月収140-170万円程度が必要?)、またセランゴール州より提出書類ははるかに多く、申請できるご家族は限定されそうです。

いずれにしても、ダブル保護者ビザを希望される方でこれから学校を決める方は、セランゴール州の学校に縛った方が後が楽そうです。クアラルンプールは1人の保護者ビザ申請でも条件は非常に厳しく、今でも苦労されている方が多いのが現状です。

必要書類(セランゴール州)

セランゴール州のダブル保護者ビザ(2人目の申請)に必要な主な申請書類をリストアップします。

  • 申請者証明写真
  • 申請者医療保険証書
  • 出生証明書・婚姻証明書(要大使館認証)
  • 申請者の英文銀行取引明細3ヶ月分(要公証)
  • 最初の保護者ビザ受給者の銀行取引明細3ヶ月分(マレーシアの銀行)*残高は常にRM20,000(70万円)維持することが望ましい
  • 不動産賃貸契約書(最初の保護者ビザ受給者が締結した契約)
  • パーソナルボンド(保証金、日本人はRM1,000(3.5万円))
  • 申請者の出資証明書(もし自分の会社を保有している場合)*現時点では趣旨が不明

これが全てではありませんが、特に厳しい条件はありません。

一点注意が必要なのは、マレーシアでの銀行取引明細3ヶ月分が提出種類に含まれていますので、最初の保護者ビザ受給から最短でも3ヶ月後でないと、2人目の申請ができないことです。同時に2人の保護者ビザが申請できるわけではありません。

また、今後追加のルールや追加の提出書類が出てくる可能性はあります。まだ制度が新しく2人目の保護者ビザが受給できたという話は伝わってきませんが、今後徐々に詳細が明らかになってくるでしょう。

弊社ではダブル保護者ビザのサポートを行います

弊社ではダブル保護者ビザ(第2保護者ビザ申請)のサポートも行っています。

今のところセランゴール州の学校で(学生ビザを受給する)お子様が2名以上であれば、両親で保護者ビザを受給できる可能性は極めて高いと言えますが、前述のとおりお子様1人でも学校によっては可能性はあります(ただし保証はないです)。ですので特にお子様お一人のご家族は学校選びが大変重要になります。

もしダブル保護者ビザにご興味のあるご家族はぜひご相談いただければと思います。

換算為替レート

RM→YEN:
34.00
USD→YEN:
150.00
Updated: