マレーシア留学での銀行選び

マレーシア留学を考えている方にとって、現地での銀行口座開設は重要な準備の一つです。日常生活での支払いや家賃、学費の支払いをスムーズに行うため、現地の銀行口座を持っておくと便利です。また、銀行カード（デビットカード）を得ることにより、オンラインショッピングや各種アプリの支払いに利用することも可能です。
ここでは、マレーシアでの主要銀行とその特徴を紹介します。

• Maybank（メイバンク）:
  マレーシア最大の銀行で、全国に広がる支店とATMネットワークを持っています。外国人留学生向けの口座開設サポートが充実しており、英語での対応もスムーズです。Maybankは、特にオンラインバンキングアプリが使いやすく、マレーシア国内だけでなく、国際送金も簡単に行えるため、マレーシア留学中の資金管理に便利です。
• CIMB Bank（CIMB銀行）:
  マレーシア第2位の大手銀行で、低手数料と利便性の高さで人気です。特に、オンラインバンキングの利便性に優れ、手数料の安さが魅力です。また、ATMのネットワークが広く、学生向けの特別な口座プランも提供しています。留学生にとっては、簡単な手続きで口座を開設できる点もポイントです。
• Public Bank（パブリック銀行）:
  公共サービスの充実で知られる信頼性の高い銀行です。特に、貯蓄口座の利率が他の銀行と比較して高めに設定されており、少額の預金でも利息を稼ぎやすいです。学生向けには使いやすい基本口座の他に、保険付きのサービスも提供しており、万一の時にも安心です。
• HSBC Malaysia（HSBCマレーシア）:
  世界的に展開する大手銀行で、国際的な取引に強みがあります。マレーシア留学中でも、他の国と同様の銀行サービスを利用できる点が魅力です。英語でのサービスが充実しており、特に多くの国の通貨を取引できる点が、外国人留学生には大変便利です。グローバルなネットワークを活用した国際送金や多通貨アカウントが利用可能です。
• RHB Bank（RHB銀行）:
  マレーシア国内で急速に成長している銀行で、特に若者向けや留学生向けの口座開設に力を入れています。オンラインバンキングのアプリは直感的で使いやすく、学生向けのプロモーションや特典も充実しています。留学生向けには、留学先での生活費管理や送金をサポートする特別なパッケージが提供されています。
• Standard Chartered Malaysia（スタンダードチャータード・マレーシア）:
  英国系の大手銀行で、国際的な銀行サービスを提供しています。特に、英語での対応が確実であり、外国人留学生に適しています。資産運用に関するアドバイスや特別な金融商品が豊富で、投資や貯蓄にも強みがあります。オンラインバンキングサービスも充実しており、スマートフォンで簡単に取引を行うことが可能です。
• UOB Malaysia（ユナイテッド・オーバーシーズ銀行）:
  シンガポールに本拠を置くUOBは、マレーシアでも多くの支店を展開しており、外国人向けの金融サービスに強みがあります。特に留学生向けには、海外送金の手数料が比較的低く、利便性が高いのが特徴です。さらに、クレジットカードやローンなどのサービスも充実しており、現地での生活をサポートしてくれるでしょう。

これらの銀行はそれぞれ特徴があり、マレーシア留学中のニーズに合わせて最適な銀行を選ぶことが重要です。MaybankやCIMB Bankのように利便性の高い銀行もあれば、HSBCのように国際的なサービスが充実している銀行もあります。また、UOB Malaysiaのように海外送金に特化した銀行もあり、自分のライフスタイルや目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

ただし、実際は開設できる銀行や支店が大学で指定されていたり、インターナショナルスクールでは学生ビザと保護者ビザで口座開設できる銀行が限定されることがあるので、学校などで開設可能な銀行や支店を相談されると良いでしょう。
また、口座開設は学生ビザ（インター校の場合は追加で保護者ビザ）受給後初めて可能となります。また、ビザの残存期間が６ヶ月以上残っていないのと開設できないので、（ビザの期間は通常1年間のため）ビザ受給後なるべく早期に開設手続きを開始してください。