確かに遠いが、それ以上の価値のある学校!
昨日の土曜オープンデーに行ってきました。KLから車を飛ばし3.5時間かかりました。(事故渋滞と給油時間で30分余計に遅れた感じです。)やはり、遠いなーという印象は否めません。
校長と学校の経営者直々に、学校や施設を案内してもらいました。キャンパスの印象は、「予想していたよりコンパクトだな~。」という感じです。経営者曰く、マンモス校にするつもりはないし、余計な装飾や設備に金をつかうより、その分授業料を安くしたほうが生徒家族のためになるだろう、ということです。まさにそのとおりです。確かに少し安っぽく見える箇所もありますが、必要な設備はすべて揃っているし(テニスコートやスカッシュコートまであります)、採光も上手でとても明るいし、先生の目が行き届きやすい機能的なキャンパスです。
キャンパスのあとは、「アウトワードバウンドマレーシア」に案内してくれました。アウトワードバウンドは、日本ではあまり馴染みがありませんが、「世界33カ国に220の拠点をもつ冒険教育機関」ということです。ボーイスカウトに似たイメージでしょうか?海沿いに作られた施設で、ボートやカヤック、ロッククライミングの授業を受けます(教師はアウトワードバウンド専任のインストラクターです)。生徒は週に2回必ずここで、授業(特訓?)を受けることが義務付けられています。起業家教育やサバイバル教育のベースとなる場所です。経営者曰く、この施設を利用するためにわざわざこんな辺境に学校を作ったんだよ、ということです。納得です!
その後、寮の代わりで利用しているアパート(コンドミニアム)に案内してもらいました。最終的にはキャンパス内に学生寮を建てる予定だが、しばらくは留学生の人数も限られているので、スタッフが住んでいるこのアパートを利用するそうです。高台にありハーバーが見下ろせるすばらしい眺望です。私が住みたくなりました。
全体を通して、この学校の思想には大変共鳴しました。勉強を教えてくれる学校はたくさんありますが、起業家教育やサバイバル教育にこれだけこだわった学校は他にありません。特にスマホ漬けになりがちな現代のお子様にはこういう教育が必要なのでは?と強く感じました。また、無駄なお金をかけずに、その分授業料を安くし多くの家庭に国際教育の機会を提供したい、という思想(経営戦略ですね)も共感できます。ちなみに年間の授業料は学年により35-70万円程度です。
確かに場所は遠いですが、遠い理由もわかりましたし、それ以上の価値のある学校だと思われます。