ネクサスがIBディプロマを提供するわけ
今日は打合せのため、ネクサスを訪問しました。キャンパスはプトラジャヤという街の小高い丘の上にあります。非常に閑静な場所で、小鳥のさえずりが聞こえるほどです。
プトラジャヤはマレーシアにいる方で知らない方はいないほど有名な場所ですが、日本ではあまり知名度が高くないかもしれません。一言でいうと政治の街です。クアラルンプールから政治機能を移転して造った新都心と言えます。実質的な首都と言っても過言ではありません。ただ国会議事堂はまだクアラルンプールに残っているため、正式な首都はまだクアラルンプールはありますが。ウィキペディアも参考になります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%8…
話が少しそれましたが、今日はマーケティング部のトーマスさんと話をしました。彼は中国系マレーシア人ですが、中国語の訛りがまったくなくきれいな米国英語を話します。おそらくインターナショナルスクールで教育を受けているのではないかと推測します。
色々な話をしましたが、なるほど!と思った点があります。なぜネクサスが「プレU」(12-13年生)のコースとしてIBディプロマを提供しているか、という理由です。ネクサスはセカンダリーではIGCSE(英国式の共通試験)取得を目しています。したがって、その後のプレUでは同じく英国資格のAレベルコースを提供するのが自然だと考えられますが、実際はIBに移行します。彼曰く、そこでAレベルを提供したらただの英国カリキュラムの学校になってしまい、他のインター校と同じでしょ!ということです。
ネクサスはあくまでマレーシアトップの教育を目指して、大学受験資格の最高峰と言われるIBディプロマを提供しているというのです。もちろんIBのコンセプトや要求水準に合わない生徒もいますが、その場合他にAレベルを提供するインター校やカレッジがたくさんありますので、どうにかなります。IBディプロマコースを提供する学校は非常に少ないので、IBを目指すお子様にその機会を提供したい、ということです。
やはりネクサスは、他の学校よりさらに上質な教育を目指した学校なんだな、と再認識することになりました。(ただし私個人としてはIBディプロマはかなりチャレンジングなプログラムだと考えているので、日本人生徒の場合は、ほんとうに適性に合ったお子様でないと、おすすめはしていません。)