大学院留学

最近、マレーシアは学部留学に加え、大学院留学も人気が高まってきています。その主な理由としては、

  1. 欧米大学院への留学に比べ、授業料や生活費が圧倒的に安いため、留学費用を大幅に抑えることができる。
  2. マレーシアにいながら、英国や豪州のトップ大学の学位を取得することも可能。
  3. MBA(経営学修士)はもちろん、各種プログラムが充実している。
  4. 多くのマスターコースでパートタイムコースがあり、現地で仕事をしながら学位取得が可能。
  5. 完全オンラインのマスターコースもあり、日本でお仕事を継続しながら学位取得が可能。

マレーシア大学院の費用

大学やコースにより学費は大きく異なりますが、代表的な修士号であるMBAを例に取ると、マレーシア私大のINTI、 HELP、APU等では、コース料金がRM30,000-RM40,000(約90-120万円、@30円/RM)とかなり割安ですが、テイラーズ、UCSI、その他海外大学の分校(モナシュ、ノッティンガム)では、RM50,000-RM70,000(150-210万円)とだいぶ上がります。
なお、生活費は学部留学と同様、ライフスタイルにより異なりますが月額RM2,000-2,500(6-7万円)、年間70-80万円でやっていくことは可能です。
従って、割安なマスターコースを選んだ場合、授業料や生活費全て込みで200万円もあれば、立派なマスターの学位が取得できることになります。
ちなみに、米国MBAの学費は2年間で2,000万円、生活費で1,000万円、合計3,000万円はすると言われていますから、想像を絶する水準です。

マレーシア大学院の合格基準

こちらも大学やコースにより異なりますが、代表的な修士号であるMBAを例に取ると、下記の基準が設けられていることが多いです。

  • 成績基準
    卒業関連学部のCGPAが2.5以上であること、それ未満の場合は2-5年間の就労経験があること。(要履歴書提出)
    あるいは、非関連学部卒の場合や就労経験がない場合は、事前モジュールを受講し合格すること。
  • 英語基準
    IELTS 6.0 – 6.5 (通常TOEFL換算値でも可)

なお、理系のマスターの場合は、MBAに比べ多少高いCGPAが要求されます。(例えば2.75以上)
また、MBAは通常どの学部を卒業していてもさほど問題ありませんが、理系や専門性の高いマスターにエントリーする場合、卒業学部がそのマスターの分野と関係がない場合、入学基準を満たさない場合もありますが、本コースの前にBridging ModuleやPrerequisite Moduleと呼ばれる短期プログラムを受講し合格すれば入学が認められることもあります。
なお、モナシュ大学やノッティンガム大学など海外大学のマスターコースの場合、自国の独自の基準が設けられている場合が多いため、個別に審査依頼をする必要があります。

なお、主なマレーシア大学のMBAコースの一覧をこちらのページに掲載してありますので、ご覧ください。

マレーシア大学院の種類

マレーシアにも文系、理系問わず幅広い分野のマスターコースが存在します。いくつかユニークなマスターコースをあげてみました。(文系中心)

  • 起業学修士(Master of Entrepreneurship):ヘルプ
  • データサイエンス修士(Master in Data Science):ヘルプ, APU, INTI、サンウェイ
  • 心理学修士(Master in Psychology):ヘルプ、テイラーズ、サンウェイ
  • 国際関係修士(International Relations Master):ノッティンガム
  • ホスピタリティ修士(Master in Hospitality Management):UCSI、テイラーズ、サンウェイ
  • 観光学修士(Master of Science in Tourism):テイラーズ
  • MBA デジタル化専攻(MBA with A Specialism in Digital Leadership):APU
  • サーバーセキュリティ修士(MASTER OF SCIENCE IN CYBER SECURITY):APU
  • 人工知能学修士(MASTER OF SCIENCE IN ARTIFICIAL INTELLIGENCE):APU
  • フィンテック修士(MASTER OF FINANCE WITH A SPECIALISM IN FINTECH:APU
  • サステイナブルデベロップメント管理学修士(THE MASTER IN SUSTAINABLE DEVELOPMENT MANAGEMENT:サンウェイ

その他にもいろいろなマスターコースがありますので、 大学学部検索から「学位」を「マスター」にして検索してみてください。

マレーシア大学院の期間

こちらも大学やコースによって様々ですが、MBAを例に取ると1年間の場合が大半です(フルタイムの場合)。また、「パートタイム」という受講の仕方もあり、マレーシアで仕事をしながら夜間、週末、通信などで単位を取り2-3年で卒業するという方法もあります。

マレーシア大学院のオンラインコース

コロナ期にマレーシアでもオンライン学習が主流になったのをきっかけに、各大学が完全オンラインのマスターコースを設ける例が増えてきました。オンライン学習は時間や場所を選びませんので、日本にいながら現在のお仕事を継続しながらマスターの学位が取得できます。またビザ申請等の軟雑な作業が不要です。

マレーシアの大学院留学の手順、流れ

基本的には学部留学の手順と流れとほぼ同様になりますが、重要なプロセスをまとめます。<>は日程感の目安となります。

  1. 志望の大学院とコースの合否審査<開講日の4ヶ月前まで>
    こちらも学部留学と同様、正式な出願なしに、英文卒業証明書、英文成績証明書、英語共通試験証明書(IELTSやTOEFL)があれば1-2週間で合否判定が可能です。また複数の大学へ審査を依頼することもできます。ただ今プロモで無料合否判定を行なっていますので、まずはお問い合わせください。
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  3. 「大学入学サポートパック」のお申し込み<開講日の4ヶ月前まで>
    一つ以上の大学から合格内定を得ることができましたら、大学入学サポートパックに申し込みください。サポートが開始されます。
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  5. 出願とビザ申請<開講日の3ヶ月前まで>
    合格となったコースの中から第一志望が決定したら、正式な出願とビザ申請を開始します。必要な書類は下記の通りです。
    • 大学の卒業証明書と成績証明書(英文、和文)
    • 英語共通試験証明書(IELTSやTOEFL)
    • 願書
    • パスポートコピー
    • パスポートサイズ証明写真
    • 健康告知書

    無事にビザ申請が完了すると、マレーシアイミグレーションよりビザ承認書(Visa Approval Letter=VAL)が発行されます。

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  7. シングルエントリービザの申請<開講日の1ヶ月前まで>
    上記のVALが発行されると、次は、マレーシアの入国に必要な「シングルエントリービザ(SEV)」の申請を開始します。SEVは、以前は在日マレーシア大使館でのみ申請ができましたが、2021年以降eVISAという電子申請が可能となり、取得期間の短縮化やプロセスの簡素化に役立っています。
    申請が完了すると1-2週間でeVISAが発行されます。
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  9. ご出発<開講日の1週間前まで>
    eVISAが発行されると、入学、入国に必要な書類が全て揃いますので、いよいよご出発となります。
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  11. 開講
    晴れてご入学、開講となります。おめでとうございます。

マスターコース一覧

⇨MBAは、MBAコース一覧に掲載してありますので、ご覧ください。
⇨他のマスターコースを検索される場合、 大学学部検索から「学位」を「マスター」にして検索してみてください。(ただしコース内容はリンクより各大学のオフィシャルページをご覧ください。)

換算為替レート

当サイト中のマレーシアリンギットおよび米ドルレートの円換算は、断りのない限り下記レートで行っています。

RM→YEN:
31.0000
USD→YEN:
145.0000
Updated: 05/02/2024 - 15:46

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