高度外国人材にとって日本の魅力はアジアで最下位 - ブルームバーグより

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情報サービス会社大手のブルームバーグが先日配信したニュースによれば、毎年スイスのビジネススクールIMDが発表している世界人材ランキングで、調査対象のアジア11カ国中、日本は高度外国人材にとって最も魅力がない国という結果になりました(下図参照)。なお、世界63カ国中で日本は51位となっています。「高度人材(highly-skilled personnel)」とは、ブルームバーグによれば、高等教育に加え、金融や国際経験、言語など多様なスキルを保持している人を指すとのことです。

では、日本は今でも世界3位の経済大国ですが、なぜ、優秀な外国人が日本で働きたくないのでしょうか?
それは、日本の労働市場が保守的で大きな特殊性を持ち(例えば、世界的に見ると女性が活躍できる環境が未だに整っていない機会不平等な状況であること)、外国人には、自分の能力を生かして高収入を得たり、重要な役職に就くことが難しい国に映るからではないかと思います。つまり、日本の社会のグローバル化が進んでいないということなのでしょう。もちろん、何もかも絶対にグローバル化しなければいけないということではないとは思います。日本企業は様々な分野で世界トップクラスの製品を製造、輸出して日本を世界屈指の経済大国へと押し上げ、多くの日本の技術はそのまま世界のスタンダードとなって行きました。日本独自のシステムで社会が成り立っていても、ほとんどの工業製品は他国に頼ることなく自国で供給でき、世界中の国も日本の製品を受け入れてくれて来ましたから、経済成長して行く中で、敢えてわざわざグローバル化を推進する必然性がありませんでした。

しかし、この日本の優位性は今後も揺るぎないものなのでしょうか?
皆様がよく知る「ガラケー」を思い返してみてください。最先端の技術が投入された携帯電話でしたが、日本独自の進化を遂げたため、残念ながら海外で普及することなく日本でしか通用しない規格となり、世界の流れから完全に取り残されて行きました。現在、ガラケーのいくつかの機能は見直されてはいますが、近い将来、日本のメーカーがスマホを生産・販売してアップルからシェアを奪うことはちょっと想像できません。この事例は単なる例外なのでしょうか?それとも、これからの日本の姿を暗示しているのでしょうか?また、ひょっとしたら我々日本人は現在大きな岐路に立っている可能性があるのではないしょうか?世界で大きくグローバル化が進む中、これからの日本がどうなって行くのか、また、どうあるべきかを考えてみることが今後の進路を決める上でとても大事だと思います。

そして、世界がグローバル化して行く流れの中で忘れてならないのは日本の教育です。皆様ご存知の通り、毎年タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が発表している世界大学ランキングで日本トップの東京大学の順位は低下傾向にあり、上位200校の中にランクされている日本の大学は東大以外では京都大学のみとなっています。詳細は次のURLでご確認ください。
http://www.m-ryugaku.com/views/partner_univ
「このランキング方法は日本の大学を正しく評価できるものではない」、「そもそも大学に順位を付けること自体に意味がない」等のTHEランキングに対する否定的な意見も多くありますが、大学を頂点とした日本の教育システムにおいて、他国に比べグローバル化への対応が遅れていることは厳然とした事実です。グローバル化が良いか悪いかは別にして、日本の大学の国際ランキングの低下と「世界人材ランキング」の日本に対する低い評価には共通した原因があるのだと思います。国も対策としてスーパーグローバル大学創成支援事業を立ち上げていますが、その効果が現れるのはまだ相当先になりますから、もし、グローバルな教育環境で学びたいとお考えであれば当然ながら海外留学は大きな選択肢となります。さて、あなたはこれからの時代を見据えてどのような教育機会を求められますか?

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