インター校入学のタイミングは、「できるだけ早く、新年度(9月)から」

kosaka

今まで何十人というお子様のマレーシアインター校留学のお手伝いをしましたが、その中で、日本の小学校を卒業し中学に入学するタイミングでインター校に編入した(またはその予定を立てていた)ご家庭が結構多かったと思います。確かに、日本の制度上では「切りが良い」タイミングと言えます。

ただ、長期的に考えると(あるいはお子様の将来を考えると、)あまり良いタイミングとは言えないのではと感じています。その理由は、まず第一に、「中学校からインター校」では、正直少しタイミングが遅いです。できれば小学校の3-4年、最低5-6年くらいからインター校での英語学習を開始して欲しいのです。ただし、もちろん個人差もあるし、ご予算やご家庭の計画もありますので、そう簡単にはいかないのはわかっています。もう中学生になってしまっていたら、過去には戻れませんし。とにかく、なるべく早く、というしかありません。

第二に、4月入学はかなり中途半端です。多くのマレーシアの英国カリキュラムの多くのインター校は9月始まりです。(1月始まりもありますが。)そして1月から2学期開始、4月から3学期開始となります。つまり4月から入学すると、その年度は最終の1学期しか参加できないことになります。そして7月に期末試験を迎えます。期末試験は基本的にその年のすべての範囲から出題されるので、最初の2学期分からの問題に対しては、「お手上げ」になりかねません。(もっとも入学3か月後では、全部の問題に対してお手上げになるかもしれませんが。)これだと、9月にスムーズに進学できるか、わかりません。もちろん学校もスコアが出ないのはわかっているので「上達度」を評価していれるとは思いますが、果たしてその1学期間で上達度をアピールできるかわかりません。2学期あれば英語もかなり上達しますので、テストのスコア的には成果が出ていなくても、英語が上達している、というアピールはできるかもしれません。(これも個人差が大きいですが。)

そこで、せめて1月(2学期目)からインター校へ編入して欲しいのです。小学6年生だと、あと3ヶ月で卒業という微妙なタイミングかもしれませんが、未来志向で考えるとこの3ヶ月の前倒しは価値があります。もっと言えば、更に3ヶ月前倒しをして9月から入学するのが理想です。とにかく前倒し、前倒しで考えないと「ハンデ」がどんどん大きくなります。そしてあまり遅れると、挽回が不可能になります。

あくまで個人的考えですが、極論を言ってしまうと、日本の教育にかけている時間が何かもったいない気がします。小学校3-4年では日本語の能力はかなり出来上がっていると思いますので、後はマレーシアで英語と中国をベースとした教育にスイッチして欲しいと思います。ガラパゴス教育でガラパゴス人材を量産する時代は終わったと思います。ちょっと古いですが、「今でしょ」ということです。

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Updated: 05/02/2024 - 15:46

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